6月 |
2026.07.27 02:30
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152/365日目 | 『旅人の夢』
「わたし、いつかお姫様とお友達になりたい!」そんな儚き夢は、この夢遊世界で遂に叶えられることとなります. お揃いの赤薔薇のリボンがその証拠.
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153/365日目 | 『異国の王子』
黒獅子の王、ローエイの旧友である異国の王子. 彼は“獣に見える魔法”を使い、幼い頃に獅子との契りを交わします.
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154/365日目 | 『温かい夢泉』
この夢の泉には様々な生き物が集まり、旅の成果を残していきます. 今夜がおがおは星の欠片を、毛玉たちは温室の種をふたつぶを.
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155/365日目 | 『城主の毛玉』
「あなたにとっての毛玉は、その愛らしい犬たちなのね. わたしの毛玉はこの銀蛇よ. 城の夢が煌びやかなものであるように願ってくれるの.」
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156/365日目 | 『竜の夜リボン』
「ねえ旅人、僕の染めてきたリボンをあげる. 」「ありがとう. 今夜はあなたの綺麗なリボンを付けて、星の窓から旅に出ることにするわ. 一緒にどう?」
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157/365日目 | 『城下町に行く時は』
兎の獣は城下町へ行く時、おめかし甲斐のある姿へ化けることにしているようです. 「ああ今夜は翡翠の饗宴ね、絵画のドレスはあるかしら.」
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158/365日目 | 『この種に願う』
わたし、この塔の中で孤独に調べものをする間は人間とも話したくないし、獣たちに尋ねてほしくもないの. 海底に還る時にはきっと、みんなに会いに行くから.」
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159/365日目 | 『ワニのお姫様?』
ねえねえ、明日は午後にティータイムでもどう? 「…。」 …あれ、あなた、ワニのお姫様じゃないのね. でも彼女に似ているから歓迎よ、ぜひ来て!明日、ここに!
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160/365日目 | 『鈴蘭の蹄跡靴』
ロバの子、どうしたって私たちよりかけっこが得意みたい. 旅が早く終わってしまうと寂しそうだったから鈴蘭の蹄跡靴をあげたわ. かわいくって、バランスを取るのが難しい靴よ.
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161/365日目 | 『海の夢に住まう』
ある日かな、いやある時か. 僕の中に海の夢ができて. でもって居心地がいいと生き物たちが住み着くんだ. 次はクラゲたちが来たね、さあおいで.
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162/365日目 | 『大水底の窓』
夢の中で一回だけ、大きな海底の窓から出ることができた. ただの窓だって、ずっと通り過ぎるばかりでいたから願わなかったの.
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163/365日目 | 『月集め』
彼らが証を結んだのは月の上なんだって. もし夢の中で何か約束をしたいのなら、その時は月を掲げるといい.
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164/365日目 | 『鱗粉灯』
凍蝶の話を覚えている?手記を読んだよね. 彼らがオアシスで生きた間、灯りはこの鱗粉灯で賄っていたんだ.
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165/365日目 | 『夢遊の冒険譚』
星絹のカーテンにくるまって、さあ君も. 記憶してきた夢遊世界の冒険譚を今夜語らおうじゃあないか. 毛玉たちはとっくに準備ができているようだよ.
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166/365日目 | 『月の舟に乗る』
この夢は月舟での旅が主流なんだって!なんだかふよふよ落ち着かないね. 僕たちが走った方がずっと速い. でも旅人はこういう時間が好きで特別だって言ってたよね.
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167/365日目 | 『薔薇の真珠』
幼い山羊座は宇宙に赤い星を見つけると、こう願いました. 「星座としての役目を終える幾星霜の果て、あの星が欲しいわ. 赤い真珠. あれは野薔薇のおめかしにぴったりだもの」
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168/365日目 | 『殻の回旋』
殻の回旋へ指先を浸ける. それは向こう側に境界の場所を知らせ、波紋となり静かに広がっていく. “ゴウ。…” あちらは彗星が落ちた夢のようだ.
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169/365日目 | 『僕なら浅瀬』
旅人は、深さの知れない星溜まりに足がすくむと言っていた. 底で鉱石がきらきらと光って、まるで罠のようだと. でも僕は知っている. ここは背鰭が出るくらいの浅瀬だってこと.
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170/365日目 | 『獅子の末裔』
こちらを見る獣、その静かにゆらめく瞳は黒獅子の王子のものによく似ていた. 彼女も“人間に見える魔法”がいちばん得意なのだろうか.
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171/365日目 | 『ヴェルの戸棚』
「ヴェル. 今夜はこの夢遊世界で休んでいかない?わたしたち、次の夢へ向かう前にひと眠りしたいわ.」 …そうしてあなたに、また記憶を預けるの.
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172/365日目 | 『ニヴェレと遺物』
凍蝶“ニヴェレ”は、ガラスの遺物を使うことができる唯一の蟲でした.「少し前に僕が見つけたんだ. きらきらり、綺麗だろう?」
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173/365日目 | 『そっくりの魔法』
「ねえ旅人、目の前に立っているのは僕?でも僕は夢遊世界に1匹だけのはずなんだ. 彼はそっくりの魔法を使っているのかな?」
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174/365日目 | 『そこは夢遊世界』
突然現れた夢遊の地. その中では、揺蕩うことも彗星の音に驚くこともある. 美しく恐ろしい獣もいる. 全てが私の願い夢だった.
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175/365日目 | 『貝殻城の窓辺』
浮かぶ貝殻城の中では宇宙も夜空も、全てが同じことのように思えて. 一歩踏み出せば何もかもが違うと本当は知っているのにね. 「…もったいないわ!今夜旅に出ましょう!」「「ええー…明日にしようよ」」
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176/365日目 | 『踊り場の跡』
昔はここで小さな蜥蜴(とかげ)が踊っていたの. わたし見たのよ、雪の結晶のような姿で、水生の獣たちをとても喜ばせていたわ.
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177/365日目 | 『おすまし』
「こんなにすましてただ砂地を歩いているわ. なーんにもないの. 凍蝶のニヴェレが住むオアシスもずっと先よ. 」「いいのよ、いいの. そうして思い切り泳ぐのが楽しいんじゃない!」
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178/365日目 | 『庭園への誘い』
“お茶会は庭でやるよ、こっち、門をくぐってこっちへおいで. ” そう小鳥に化けた何かが唄っていた. でも本当に向こうから紅茶のいい香りがする、好奇心には勝てないよね.
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179/365日目 | 『幾星霜きみを』
夜が鳴いて溜まっていく. わたしはそんな時間をずっとずっと過ごしてきた. これは芽が出るまでの長い夢だ. 目の前で息吹くと信じているから、筒の裏側を見ることもない.
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180/365日目 | 『聖杯の星々』
杯の中に夜空を見て、ワニのあの子みたいに速く泳ぎたいと願ってみた. 叶っても、叶わなくてもよかった.
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181/365日目 | 『灰菌糸のベンチ』
今日はここで眠るわ. 翅たちが集まってきたら鱗粉を少し貰おうかしら. わたしの星はわたしの元に置いておきたいの.