【恒例】ジャンプ16号の感想
今週もやってまいりましたよ!!エコーです。
そして、ふふふ、とうとう言ってしまいましたよ。
そう!今回よりこれは
恒例
これを宣言したという事は今後も継続する意思表示!!それも強めの括弧付きですよ?ふふふ、ふへへ。
さぁさて、まずはカラーから感想です。
Dr.stone
いやぁ、改めて素晴らしいなと思う昨今です。私としては最近この漫画を
あるジャンル
として高く評価していまして、
そのジャンルで考えるとズバ抜けて最高峰の作品だと思った事で評価が跳ね上がっているのです。
それは何か?ズバリ
教育ジャンル
電気館、化学館にある「エルゴン」とかが有名なあのジャンルです。
面白可笑しく、それでいて確実に正しい技術の基礎を盛り込み、
子供たちの関心を漫画のみならずその技術に向ける。
ある意味少年漫画にあるべくしてあるジャンル!
ありがとう著者様!!
ありがとう科学監修くられ様!!
惜しむらくは謎を含む物語、いつかは終わる物語の構成ではありますが、
それ故に山場あり、人を惹きつける。
過去のスラムダンク効果やエニスの王子様効果の様に部活入団人数では測れませんが
この漫画は今の少年少女に少なくない影響を与えてくれると思います。実に素晴らしい。
そんな必要性を持つ数少ない漫画であるだけでなく、この漫画は完成度がズバ抜けています。
美麗な絵、物語の質共に高次元。故に褒めるも議論するも難しいにですが……
今回はシンプルに気になったのが財閥の男、龍水。
彼の言動には今まで何度も財閥への反骨心、
それでいて財閥を巧みに利用する言動が含まれていますが、
特にこの15号、16号の印象は財閥の思考への全否定が並べられています。
露骨な反骨思考……
帝王学のシーンで教育に意を唱える…
諦める必要を学ばせる親に反して頑なに想いを貫く…
障害に逆らってまでそれに固執する信念の起源
アクタージュ
今回はまた格別でした。
まず称賛したいのが演劇という派手さに欠ける題材を扱いながら、その迫力をバトル漫画顔負けの迫力に書き上げた
構図力と発想
彼女は映画で見た作品の人物にシンクロできる性質。
それは逆に言えば映画世界から特定人物だけが現実に飛び出した時のパニックを起こせる力。
周囲を動かすために故意に扱ったのは今回が初めてでしたが、
ただ……
感想にし難いのがこのシーン。
悪目立つのはアキラの情緒不安定感
夜凪を心配するシーンより先に学園に出向くシーンが来てしまったのも
余計に彼に慎重だったはずの性格を奪い、夜凪の役者仲間全般と
差分難しい性質に見えてしまったのはちょっともったいない。
どこを減らせたかまで言えないものの欲を言えば、
学園にアイドルで熱愛騒ぎにある自分が行ってはまずいが、どうしても気になる……のくだりが欲しかった。
けど、普通にニヤつくんですよ
アキラ、夜凪心配か?いいぞもっとやれ感。
否定しつつも肯定される関係のニマニマ感はたまりません。
後者の絵の夜凪の成長を喜ぶ親心シーンは
彼女の少し自我の希薄さに対して多くの役者仲間が同じ反応をするシーン。
このノリ、雰囲気は繰り返されても全く嫌味ないほっこりシーンで、
どのキャラも彼女にこのくだりをやって同じ反応をするのはもう
この作品、この作者様の性質で伝統芸
とも思える尊さで、
私の中ではアキラの立ち位置と作品の伝統芸、どちらを尊重すべきかで
このページへの評価が落ち着かないのですが、
作品全体を通した個性というものに気づいたのは私の中ではすごく新鮮でした。
鑑みるに、自分も自作の作品では作ったキャラが勝手に動く……
正確には作りたい物語に対して各キャラの可動域のようなもので賄えない物語は作れないのですが……
それはちょっと視野が狭かったのかなと思うのです。
作品全体の空気感、何かを軸にキャラの可動域を超え、かつ、読者様がそれに納得のいく甘い展開をそこに据え置く。これは書き手としてとても良いものを教えていただいた気持ちです。
火ノ丸相撲
まず皆の成長を紹介されてウキウキするところから始まるのですが、
こちらは直後から重い展開が長かった印象
しかも相撲だからみんな髷と褌。
印象の薄いキャラと新キャラで区別が出しにくいなどの点で少し戸惑っていました。
しかしながらやはり地の面白さが強い!!
感想始める前でしたが角界後に恋愛編とか葛藤と答え、私は大きく評価しています!!
無道
この力は一旦お蔵入りでしたが、ここに来てその布石を上手く打ってくれました。
軽い展開から重要な悟し
これそのものが王道的愉悦。見事な表現でした。
しかし気になるのは
これが無道を扱えるようになる布石なのか
無道をアレンジした何か妙手となる布石か
というところです。
個人的には、無道は一度火の丸に合わない悪手として学んだ手なので
ここは無道の進化系を得るシーンになっていくのでは?と期待しています。
話しかけてくんなし。
や、め、て
という気持ちだけは押さえきれませんが、何はともあれ次週が気になるところです。
最後の西遊記
前述参照
設定が多すぎるこの物語ですが、大量の情報がある漫画という事
妹、妖怪、権限の秘密、野球……先回まで離れて貞明するような個々の星。
それらが今少しずつ距離を詰め、強い光を放つ兆しが見え始めたと感じる回でした。
前回触れた妹のキャラ変は、今はまだそこまで見られません。
そして、ツイッターで偶然知りましたが妹の名前で検索すると物語の基盤がみえます。
気づけなかったのは悔しいけど、これは私の手柄じゃないので触れねぇ!!
ただ、参考人物がいるといことでこのキャラの行動はある程度制限されるだろうなという印象も持ちました。
で、今回は私の当たらない予想話しを2つ
1、敵も如意棒を扱う?
これは、当たるかな?
敵として登場は間違いないとして、この手に持ってるのは如意棒?
この日のジャンプで妖怪を守るために配られた武器といったばかりなのでなんか違和感だけど、
本質的に
見えるやつには使える対妖怪兵器
という認識としては矛盾はないかな?
戦闘シーンが来た時には見開きでお互いに声を合わせて
伸びろ如意棒
するのかな?しそうだな。分かっていても熱い展開だけど……上を行って欲しい感もあります。
強調した余程のこと
前の予想が濃厚になった。
と言った方が確実ですが、やはり
主人公を守るため
が余程になってしまうのかな。知ってしまった起源的にもそんな気がしています。
あと、西遊記の意味が今回で一応回収された訳ですが、どうなんだろう?
これからもこの要素増えるのかな?色々と気になるところですが、
一旦連載回から3回まで追いましたし、ここからは気になる回だけ感想していこうと思います。