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この道往けば act2

湯尾峠 Reverse 前編

2019.01.28 06:27

あれから6年が経とうとしてたんですね。

最初の湯尾峠探索、あの時も寒かったなぁ。

この時は北側のみの探索でした。

次は南からと言いつつも、6年弱経ったわけですが・・・。

しかし言ったことはやらなくては!


湯尾峠今庄側、

レポスタート!

国道365号

昔は頻繁に登場しましたが、最近は大分落ち着きましたね。

ここは国道476号も重複している区間ですが。

南下した場合、ここを右折します。

わかりやすかった湯尾側と違って今庄側は少々わかりにくい。

しかし見つけやすい目印はあります。

今庄宿の入り口に入ればいいのですから。

北陸街道今庄宿は、敦賀から木ノ芽峠、木之本から栃ノ木峠、元比田から山中峠の木嶺三峠を越えて辿りつく新旧の街道の収束地、重要な地点でした。

現在でもその名残を示すものが多くあります。

ぶれた・・・

とりあえず交差点を曲がると直ぐJR北陸本線を渡ります。

その後直ぐ右折するのが、目的の道です。

線路沿いの道を行きます。

逆にここまで来ればわかりやすい。

あとは行けるとこまでセレナちゃんで突入です。

程なくして舗装は終了。

ここに丁度いい駐車スペースがあったので、この先停める所がある保障も無いのでここからは徒歩です。

さらば現代。

僕はしばし、歴史の人となります。

とはいえダブルトラックのある作業道といった雰囲気です。

ここが歴史ある道といわれてもピンと来ないのが正直な感想。

しかし今はまだ山すそを伝っているだけですので、どこかで劇的な変化はあるのでしょうが。

次第に植林地に入ってきました。

森の中にいるように見えますが、実は北陸本線はまだ真横にいますし、その向こうには国道365号があるので人の営みの音は聞こえています。

まさに始まったばかりという雰囲気ですね。

植林地の中に石材が残されていました。

これは湯尾峠に至る街道、もしくは湯尾城の遺構の可能性があります。

相当古そうですしね。

一里塚跡

北國街道の一里塚、ようするにキロポストですね。

かつての旅人は一里塚を見ながら、ずいぶん遠くまで来たもんだなどと考えていたんでしょうね。

想いが巡ります。

そして一里塚跡を過ぎれば、すぐに現れたのがこの案内標。

ここを左に行くのが古道のようです。

まぁ正面は線路にぶつかるので、ここしか行きようが無いのですが。

手前の白い標識が一番目立ちますが、よく見れば案内は3つ。

よく見ていかなければいけませんね。

右は中部北陸自然歩道の標識。

左は登山道の手書き案内でした。

トレッキングには丁度いい高さの山ですね。

しかし手書きの案内がいい感じで朽ちています。

丁度ここからが山に挑む場面ということか。

覚悟を決めたように道は勾配を上げ、山に取り付きだしました。

序章は終わり、ここからが本戦序盤。

いきなり右に人工物が現れました。

これは明らかに鉄道由来のものですね。

JR北陸本線湯尾トンネルの落石防止および雪崩止めフェンスです。

湯尾隧道のご子息は頑張っておいでですよ。

個人的に隧道旧道の鉄板の構図を抜ければ、道は再び古道に変わります。

ある意味新道、旧道の関係ですからね。

いいタイミングで電車来てくれましたよ。

この景色が見たかった!!

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