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この道往けば act2

白浜トンネル旧道 寂れた県道に眠る道編

2018.09.18 09:55

最近体が鈍ってやがる!!

ここ最近、忙しさにかまけて車で出来る探索スポットばかり行ってましたからねぇ。

普通に太ってきたし、これはまずい傾向です。

ここらで一発、きっついのこなさないと!


というわけでかねてより目をつけていた短時間でえらい目見そうな道をチョイス(笑。

時間がないのは変わらないので長編にはなりませんが、なかなか刺激の強い道です。

御託はもういいですね。

レポスタート!

さて、ここは福井県大飯郡高浜町(おおいぐんたかはまちょう)。

福井県の西の端に位置する自治体です。

今いる位置は県道ですので、これから行く旧道も県道に指定されていた時代があると考えるのが筋でしょう。

福井県道149号音海中津海線

(おとみなかつみせん)

塩汲峠編でも登場した県道ですが、今回は君が主役です。

あ、ここは単独区間ですよ、念のため。

そして目の前のトンネルが旧道を生み出した張本人、白浜トンネル(しらはまトンネル)。

白浜トンネルは今話題の高浜原子力発電所に至る県道の中間に位置しているので、トンネル掘削は原発の影響によるものかもしれませんね。

さて、そろそろ左を向きましょう。

目指すものは・・・、

トンネル向かって左!

これこそが旧道!

それは地図を見れば一目瞭然です。

色付けたのでわからなくなってしまいましたが、この旧道の表記は破線。

つまり徒歩道という扱いです。

それほど長い旧道ではなさそうですが、破線表記は要警戒です。

これに何度騙されたことか。

徒歩道というには立派、しかし県道というにはしんどい道を登り始めます。

舗装されてるので案外マシかも。

楽勝でいけるかな?

轍・・・無いな・・・。

轍がないというのは我々の世界では喜ばしいことであり、同時に覚悟を強いられる場面です。

つまり俄然、徒歩道という事実が現実味を帯びたということ。

ここから先、暫く四輪車は入ってないぞ。

一瞬橋かと思いましたが、これは築堤のような構造物のようです。

そしてこの旧道の築堤自体が、落石止めの役割も果たしている様子。

なぜならこの下は現道の白浜トンネル坑口。

落ちてきたら大変危ないのです。

石垣の築堤が時代を感じます。

いい規模です。

さすが元県道。

格の高い道の旧道はそれだけで遺構が多く残っていて、探索し甲斐があります。

晴れということもあり、非常に陰影の濃い道の印象を受けました。

すなわち日向と日陰の差が激しい。

ここはまだ藪化していませんが、いつそうなってもおかしくない状況。

カーブのたびにドキドキします。

なんか奥に道が見えるなぁ。

しかしこれは旧道の類ではないと判断。

おそらく一種の山道でしょう。

この辺りにはそういうものも多くあります。

なんかぶれましたが道のスケールは伝わるでしょうか?

非常に広い道です。

さすがにかつてこの先の集落と高浜市街地を結ぶ生命線だっただけのことはあります。

むしろそれにしても広すぎるくらいです。

ここは特に広いですが、片側1車線くらいの広さはありますから。

未舗装に見えますが一応舗装は生きてます。

ただ落ち葉に完全に埋まっているのであまり意味を成していませんが。

いずれ森になりそうです。

これはもうあれだよね。

宣言しちゃっていいよね。

完璧に基準満たしてるよね。

この道は極上の廃道です!!

車両は通ってないのでしょうが、人の通りはあるようで刈り払いされてはいます。

ですがこの刈り払いがいつまで続くかは怪しいところ。

いつ藪化してもおかしくない薄氷の道です。

上の写真にもあったコンクリート柱には鉄の輪がつけられていました。

こういう場所でこういう構造物は一つしかありません。

封鎖跡

ここから先は荒れそうだな・・・

ほらな。

まぁまだ可愛い部類ですが、ここからは荒れる一途のようです。

道の上に降り積もった枝が刺さる展開ですが、毛虫だらけの藪よりましか。

なんせ平坦なのがありがたい。

今年は山の直登してんだから。

滅びろ!不法投棄!!

しかしここのゴミたちは時代がかなり古い気がする。

かつてこの辺りがまともな道だった時代に遺棄されたようです。

そしてここで、この旧道最大の問題点が現れました。

地図にない分岐です。

ここを誤るとちょっと痛い。


どっちもまともではなさそうな・・・。

しかし選ばなければならないのです。

そうしなければ先の景色は見れません。

さぁ・・・、

右か!

左か!?