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この道往けば act2

鹿児島遠征第5弾 磔者坂

2018.07.10 23:41

最後の一つはオマケ的なやつです。

オバケ的なやつともいえますが・・・。

近くに来たから立ち寄ってみた道。

レポスタート!

どこやねんっていうね(笑

ここは幹線道路を脇に入った住宅街のど真ん中。

観光客はまぁ通らなさそうな道です。

福井ナンバーなら不審がられたかもしれませんが、鹿児島ナンバーのわナンバーなので比較的マシでしたね。

全体的な位置としては鹿児島市街地の北部、遡れば旧鹿児島郡吉野村(かごしまぐんよしのむら)の村域に当たります。

まぁ昭和9年まで戻るので遡る意味は余りありませんが。

もともと古い街道筋を踏襲する道。

そこにこの坂はあります。

磔者坂(はたもんさか)

はい、正直、名前に惹かれたやつです。

しかしこの坂、只者ではありませんでした。

名前の通り、かつての刑場へ向かう坂だったとのことで、心霊系のサイトのほうが多く取り上げられているんですが、個人的にはただの坂。

ごくごく平常心で登っていきます。

うん、まぁ確かに夕方ならちょっと不気味かもね。

しかし快晴の昼間なら全く気になりません。

ただ、ここはやはり昔からここは不気味な場所だったようで、有名な話の舞台になっています。

ここより南にあった清水城(しみずじょう)、現清水小学校辺りにあったといわれているお城です。

ここが薩摩藩主である島津氏の本城であった頃の処刑場だったといわれています。

今から約600年前ですね。

ここの怪談で有名なのが「大石兵六夢物語」という1784年の作品です。

6匹の妖狐が若侍である兵六を脅かす物語ですが、その一番最初に出てくるのが茨木童子に化けたとされるのがここ、磔者坂でした。


遠く大江山の酒呑童子の繋がりが鹿児島で見つかるとは。

不思議な縁ですね。

まぁつまるところ、ようするに・・・、

道について語るところが無いんですよね(笑

まぁ仕方ないよね。

ただの坂道だもん。

さて、ここまで来ると古道の痕跡は皆無です。

ここらでオマケレポ締めさせてもらいましょう。

さらばだ、鹿児島!

またいつか!


以上、磔者坂編