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この道往けば act2

旧国道8号第10弾 鯖江-武生間

2018.05.05 15:15

さぁ再びやってきた間を繋ぐレポ。

というより今回はパイロットレポに近いものです。

国道8号の嶺北エリアははっきり言って廃分極少です。

なんせ平野部を抜ける道なので、旧道はほぼ再利用されているのです。

今回はその中でも最もオーソドックスな道をチョイス。


旧道の旧道なんてのもまぎれているのは知っていますが、あえて無視したスタイルでいきます。

そこらへんは後日別個に!

まずはざっくりと・・・、レポスタート!

鯖江市(さばえし)

県内人口規模第5位、ほぼ敦賀市と同規模の市です。

越前市と福井市の間に位置しており、県内で唯一人口が増加傾向にあるという稀有な市です。

今回はその北端、福井市との市境からレポを開始します!

福井県道229号福井鯖江線(ふくいさばえせん)

それが現在のこの道のお名前。

旧国道の県道らしく、主要地方道のようなネーミングです。

実際役割としては非常に重要。

国道8号のバイパス機能、交通量分散機能を一手に担っています。

県道229号は福井市内ではフェニックス通りという別名があります。

福井市内には○○通りと呼ばれる道がけっこうありまして、その中の一つです。

もちろん他の県道と複合してそう呼ばれているんですが。

正面の交差点は福井県道185号鯖江清水線(さばえしみずせん)との交差点。

街中の道はなかなか紹介する機会もないので逐一紹介します(笑。

交通量が多い(汗

それだけで我々のような趣味者は敬遠してしまう道です。

町は苦手なんだよ。

グネグネ道カモン!

後続車の視線が痛い!


そしてあの青看板は大分手抜きです。

真実はもっと複雑なはずなんですが・・・。

こちらから見ると、右折と正面は国道417号になります。

福井県道229号は重複になるわけですね。

そして左折は書かれていますが、福井県道186号神明停車場線(しんめいていしゃじょうせん)。

ここはご多聞に漏れず超短い。

国道417号の重複区間に突入しました。

それと同時に奥にこんもりとした丘のような山が見えてきました。

あれが鯖江市を代表するものです。


そしてその手前の交差点、福井県道189号青野鯖江線(あおのさばえせん)。

ここもなかなかマニアック。

鯖江市と越前町を結ぶ路線ですが・・・。

今後再登場はあるのかな・・・。

丘の西側を巻くように高架化されています。

これが旧道化しているってのが、天下の一桁国道ですよね。

そしてここで疑問が浮かんだ方は流石です。

その辺りはもうチョイ後で触れましょう。

鯖江市役所

市の中心部を通るにふさわしい道なのです。

このあたりはつつじ通りの別名も付いていて、特にこの時期は大変な賑わいです。

その理由は直ぐに出てきます。

なんだあれ(笑

恐らく人道橋なんでしょうが、人しか乗らない橋はアバンギャルドな方式を採用してくることが間々あります。

ここもなかなか・・・。

吊り橋・・・なんだろうけど・・・

これはいったいなんという形式なんだ。

施工主である宮地エンジニアリングさんのHPによると斜張橋となっていました。

言われてみれば確かにそうか・・・。

詳しくはこちら!

そしてその斜張橋が架かっているのがここ。

西山公園(にしやまこうえん)

鯖江市を代表する観光地です。

そしてタイムリーなことに、ここはつつじが有名。

ゴールデンウィークには「さばえつつじまつり」が開催されています。

そう、今まさに(笑。

ここには動物園などもあり、お子様連れには楽しめる場所ですので、探索以外でもぜひご利用下さい(笑。

さて、西山公園を過ぎるとすぐに国道と県道は離れます。

県道229号はこのまま直進しますが、国道417号はここを左折します。

更に右には福井県道104号鯖江織田線がスタートします。

さすが元国道、200番台一般県道の癖に100番代県道の起点となっているのです。

そしてここで正面が大きく開けました。

この旧道の中でも大きな場面変換にさしかかります。

鯖江大橋(さばえおおはし)

九頭竜川(くずりゅうがわ)水系最大の支流である日野川(ひのがわ)を渡ります。

日野川自体も一級河川で、福井県内の70%を網羅するといわれる九頭竜川水系の南半分は、ほぼこの日野川の流れによって齎されています。


しかし気になるのは実はその手前。

スタート時から気になっていたものがここで合流しているのです。

この道・・・。

まぁこれだけ見てもわからないとは思うんですよ。

ここではじめて地図を載せて見ましょうか。

怪しくないですか?

先程の疑いを持った方というのは言わずもがな。

高架状になっているということは比較的近世の道だということ。

それ以前の道はどこ行ったという話になるのです。


しかしこの青が核心に至らないのはこの直線的過ぎるルートゆえ。

逆ならわかるんですけどねえ。

広域農道の可能性もあるんで・・・。

もうちょっと調べなくては・・・。

鯖江大橋を越えるともう一つ川を渡ります。

下司橋(げしはし)

本当にその読みでいいのかと疑いたくなりますが、近くに下司町(げしちょう)があるのでこれでいいようです。

渡る川は吉野瀬川(よしんせがわ)。

御察しの通り、直ぐ近くで日野川に合流する位置関係になっています。

日野川は実はここでは市境にはなっておらず、その少し西側で次の市に入ります。

越前市(えちぜんし)

ここは他のレポに詳しいので詳細は省きますが、実質県下第2位の人口を有するエリアです。

まぁ越前市、鯖江市、福井市、西部を除く坂井市は福井平野の同じ経済区域といえますけどね。

敦賀市としてはやや悔しいところですが、この辺り一帯が県下最大の都市圏といえるでしょう。

そしてここは越前市なのにまだ続く福井県道229号福井鯖江線(笑。

しかしようやくお別れのときがやってきました。


左に端を発する福井県道188号石田家久停車場線(いしだいえひさていしゃじょうせん)と重複し左折となるのです。

しかし旧道は直進。

ここで新たな県道の登場です。


福井県道28号福井朝日武生線

(ふくいあさひたけふせん)

こちらも福井市発の県道です。

越前町経由でここまでやってきたというわけですね。

一本交差点間違えましたが(汗、このもう一つ奥の交差点で福井県道212号寺武生線(てらたけふせん)と交差します。

こちらもなかなか影の薄い不憫な県道です・・・。

そしてその直後に現れるのが、前回紹介した新保橋

こちらも吉野瀬川を渡っています。

旧道はほぼ吉野瀬川に沿って走っているのでこういうことも起こります。

ものすごく景色が変わらない(笑。

旧8号を通るときはいつも思うんですが、本当になんか同じ景色なんですよね。

道幅というか雰囲気のせいなんでしょうかね。

お店の場所とか覚えられないんですよ・・・。

飽きるんですよねぇ。

でも選り好みしちゃだめですよね。

好きになる努力します!

そしてここで福井県道2号美山武生線が分岐します。

2号という若い番号が分岐するというのも、旧国道ならではといえますね。

国道365号

お久しぶりです!

ブログ始めた当初は本当によくお世話になりました。

僕の行動範囲とルートがめっちゃかぶってるんですよね。

ここからはしばし重複区間です。

直ぐにお別れなんですが・・・。

国道365号はすぐに左へ別れていきます。

ここからは再び一人旅。

そして右からは別の県道、福井県道190号小曽原武生線が国道365号に合流するポイントでもあります。

そしてここで最後の交差点、福井県道19号武生米ノ線(たけふこめのせん・レポ未)と交差します。

ここも峠ありそうで見つからない、微妙な路線なんです。

しかしなんかそんな雰囲気もない不思議な路線。

今後登場するかもしれません。

そして現道に合流して終了。

左に曲がれば国道8号福井バイパスへと至ります。

この福井バイパス、越前市からあわら市まで続く長大バイパスです。

これに比べれば確かにこの道は貧弱といわれても仕方ないかもしれませんね。

赤は探索済み、青は未探索区間。

そしてここと春日野隧道を結ぶ旧道こそが誰も知られていない廃道区間。

今年中にはチャレンジしたいなぁ。

以前、チラッと触れましたが、夏は自殺行為でしょうね。

冬雪降る前かなぁ。


決意を新たに・・・。

以上、旧国道8号鯖江-武生間編