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「3x3を日本でやるのはすごく楽しい」FIBA3x3東京ストップ

2026.08.01 14:04

国立代々木競技場第二体育館で「FIBA 3x3ウィメンズシリーズ東京ストップ2026」が開幕した。女子3x3の中でも最高峰に位置づけられる大会で、獲得ポイントはオリンピック出場権にも直結する。3x3女子日本代表(田中平和、高橋未来、野口さくら、宮下希保)は予選プールを1勝1敗で突破し、決勝トーナメント進出を決めた。


野口さくら(#13)

「入ったら映像で見ていたよりも人が多くて、本当に楽しんでプレイできました」。野口さくらは、試合前に抱いていた緊張がコートに入った瞬間にほぐれたことを明かした。この日は「自分たちがやりたいことや今まで設定してきたことを、もう一度みんなで確認して試合に入ることができました」といい、それを最初から出せたことを収穫に挙げた。ウイニングショットにつながった自身のプレイについては「1ヶ月間3x3から離れていて、最初はあたふたしたり迷いながらプレイしている部分もあったのですが」と振り返りつつ、「今日は本当に思い切ってプレイすることができました」と手応えを口にした。


田中平和(#42)

「本当に今までアウェイばかりだったので、今回が初めてなんですよ」。田中平和は、3x3で自国開催の大歓声を浴びるのは**今回が初めて**だと打ち明けた。「3x3を日本でやるのはすごく楽しいです。日本のファンの方々は優しいので、自分たちも応援してくれるし相手も応援してくれるし、温かい環境の中でできているのをすごく感じます」と声を弾ませた。プレー面では、相手を見ながら揺さぶる動きに「自分の中でも手応えを感じている部分が多いです」としながらも、「まだ味方の動きに合わせてやっていかなければいけない部分も多く、そこはもうちょっと上げていきたいです」と課題も口にした。「私の武器はドライブもストップもできることです」と自身の強みを語り、「そこをうまく使って、少しでも味方が打ちやすかったり、パスを出しやすかったりするようにしていきたいです」と続けた。


高橋未来(#7)

「今大会はチームでやる中でも、個人を活かす、隙を狙って自分の強みを出すということが1試合目も2試合目もできた部分が多かったです」。高橋未来はそう手応えを語った。競り合った終盤で何度かミスもあったというが、「そういう部分でルーズにならず、最後までしっかりできてよかったです」と締めくくった。


桂葵(Neftchi SOCAR)

日本代表とは異なるユニフォームでコートに立った桂葵は、アゼルバイジャンのNeftchi SOCARの一員として予選プールを首位で通過した。客席の声援には「ちょっとドキドキしちゃいました」と笑顔を見せた。決めた2ポイントシュートには「本当に良かったです」と一言。ピックアンドロールについては「やってきた形です」とし、「直接的に得点に繋がらなくても、相手のファウルトラブルにつながるので、やり続けられてよかったです」と、狙いを持って仕掛け続けた手応えを語った。



前田有香ヘッドコーチ

「前回のバタム大会では、我々の戦いができなかったので、もう一度、戦術どうこうよりも、まずしっかり3x3の女子日本代表としての姿勢を出していこうと選手には強く伝えて臨みました」。前田有香ヘッドコーチは、この日を迎えるまでの準備をそう振り返った。「結果としては1勝1敗でしたが、しっかり明日に繋がったことは良かったです」


初戦のシンガポール戦(21-6)は「まずはディフェンスで相手に2ポイントをやらせないことを徹底し、そこから自分たちのオフェンスに繋げていけたのは良かったです」と振り返る一方、「得点のバリエーションとしては1点が多く、もう少し2ポイントを狙いたかったです」と課題も口にした。フランスU25戦(18-21)については「シュートをしっかり狙うことと、相手の特徴を踏まえてどう守っていくかという話はしていました」としながら、「ディフェンスの連携の部分でやられてしまい、ハイスコアな展開の中、そこを守りきれなかったのが敗因でした」と分析した。日本が掲げる目標については「2ポイントの成功率は30%を目指しています。フィールドゴール全体でも2ポイントの試投を50%以上にしたいです」と、数値目標を明かした。


代々木の大歓声については、「3x3はアーバンスポーツとしての魅力がある部分ですが、こうして代々木、日本で開催してお客さんが応援してくれるのは、本当に良かったです」と話した。また、コマーシャルチームとして参戦する三菱電機や、予備予選から勝ち上がった高崎の存在にも触れ、「ナショナルチームだけでなく、コマーシャルチームとして世界を目指せるのは3x3の良さです。代表でなくても世界を目指せるということを示してくれていて、それを目指したいと思ってくれる人が増えているのはありがたいです」と裾野の広がりを歓迎。一方で「日本代表が強くなければいけないとも同時に感じています。トップの競技力を引き上げ、日本代表を目指す選手をもっと増やしていきたいです」と、強化への意欲も口にした。


日本代表は8月2日の準々決勝でカナダと対戦する。三菱電機はフランスU25、桂葵を擁するNeftchi SOCARは北京と対戦し、東京STOPの頂点を目指す。


Photo by Junko Sato / SportsPressJP