旧国道27号 丹後街道 高浜ー小浜間 灰色の旧道区間編
さて現道に復帰した旧道はしばし行動を共にします。
現道よりも標高的に大分下を通っていたはずですので、かなりの盛り土をされたと予想されますが、ルート的には概ねこのままだったと思われます。
このあたりでは小浜線と併走します。
隣はすぐさま(現在は埋め立てられて道の駅等が出来ていますが)海だったと考えられるので他に余地は考えにくいです。
よっぽど山側を迂回すればありえますが、そのような道の雰囲気はありません。
そしてこのあたりで高浜町とはお別れとなります。
嶺南の市境は峠や川が市境となっている場合が多いので、こういう風に唐突に変わるのは少ないほうです。
大飯郡おおい町
福井県内で唯一2つ以上の町を抱える郡である大飯郡。
昔はいっぱいあったんですけどね。
そしてここで次回探索でがっつりやることになる道とぶつかります。
福井県道・京都府道1号小浜綾部線
しかしこの地点、それどころじゃないポイントがあるのです。
ちょっとここまでの地図をご覧ください。
赤が旧道区間、青が現道区間です。
では緑は何か。
ここに疑惑があるのです。
ここが問題の地点のアップ。
ここに旧道を見出せますか?
これには僕は少々疑問の余地があったので探索していませんが唾はつけてありました。
僕はここにこのような道を見たのです。
どう思いますこれ?
僕はあると思っています。
というのも若狭本郷駅がポイント。
この駅南向いてるんですよね。
つまり南に導線があったと考えるべき。
ここは今後、机上調査を進め、再探索いたします!
そしてここが件の交差点。
左に折れるとあの光景・・・、
青戸の大橋
今日はわたらないけどね。
大島もなかなか謎多きエリアなので・・・。
しかしここで謎の事態が発生。
なぜだ(汗
今後暫く撮った写真が全てこんな感じです・・・。
お見苦しくて申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします・・・。
変なエフェクト触っちゃったっぽい・・・。
このあたりで旧道と思しき道が合流を果たします。
小浜線に阻まれているのでやはり辿ってみないとわからなさそうですね。
そして短いおおい町の海岸線。
この先はもう小浜市です。
・・・つまりさっきの道が旧道だとしたら、
おおい町のほぼ全区間が新道ということになりますね・・・。
小浜市突入です。
このあたりは加斗といわれるエリア。
昭和30年までこのあたりは加斗村という自治体でした。
ちなみに先程の長井地区も加斗村。
分村したパターンですね。
旧道発見!
という程のことでもなく、実はここ県道になってます。
こらそこ!しょぼいとか言うな!
福井県道148号加斗停車場線
(かとていしゃじょうせん)
これだけでもちっちゃいレポなら完成しそうなほどの細い県道を行きます。
しかしまぁ停車場線ですから。
この先の加斗駅までの短い道のりです。
県道を跨ぐのは小浜西インターチェンジへのアクセス路。
かつてはそこになかった陸橋です。
景色が変わるというのはこういうこと。
北陸新幹線が来たら敦賀の風景も変わるんだろうなぁ。
そしてここで分岐があります。
加斗駅に向かう県道は右、そして旧道は左へ逸れていきます。
ここは当然左へ。
ヘキサをこの角度から見下ろす機会ってあんまりないですよね。
こういう風景大好きなんですよ。
ぜひリアルな色合いでお伝えしたかったんですが(涙
ここで初めて旧道は現道から離れ、県道にも指定されていない独自の区間に突入します。
道路状況はそれを如実に示していました。
こんな感じで!
いやぁ、ここでなんか変なエフェクト触っちゃったことに気付いたんですよね・・・。
ある意味核心部なだけに気付いてよかったです。
というわけで、かなり落ち葉が積もっています。
最も廃道に近い旧道状態です。
奥に海が見えていることからもわかるとおり、国道27号現道はすぐそこです。
おそらくすぐにぶつかることでしょう。
しかしなかなかの荒れ具合。
ちなみにセレナちゃんは最後の白黒写真あたりでお留守番です。
まぁおそらく軽トラクラスならいけるでしょう。
しかし車体に傷をつけずに抜けるのは困難な道です。
轍草が似合いますね。
真冬にこの状況なら、夏はちょっと想像したくないレベルになっていることでしょう。
こんもりとした小山を回りこんでいきます。
このカーブを曲がれば恐らく現道までは見通せるはず。
どうなってるかな。
怪しい雰囲気満点だな(笑
あの手前の緑の絨毯は何なんだ。
何があってああなった。
緑の絨毯は剪定された木の葉っぱ。
ただこれは畑側の木なので、恐らく道路のために切った感じではありませんでした。
まぁ道路のために切ったなら切った後の葉っぱがこのままになってるわけ無いですからね。
そして道はそのまま国道27号現道に合流・・・。