西勢橋
2018.02.14 09:15
国道27号周辺はやはり侮れない
かつて、日本海軍の拠点であった舞鶴と陸路海路の拠点であった敦賀を結ぶ重要な道。
そこには当時としては過剰とも思えるほど剛健な土木構造物が造られたようです。
その中でも特に橋は、その性質上崩落すれば一気に交通が途絶する関係上、非常に強固に造られています。
金山橋
粟野橋
金瀬橋
この3橋を過去取り上げています。
しかし、若狭を横断する国道27号。
これで終わりのはずがない!
レポスタート!
溜めはない!
この前後については過去のレポとこれからのレポで取り上げますので、そちらをご覧ください(笑。
ここは小浜市西勢(おばましにしせい)。
明治22年まではここは西勢村(にしせいむら)という独自の自治体でした。
その後も加斗村(かとむら)となり、昭和30年に小浜市の一部となります。
その名も西勢川(にしせいがわ)。
それがこの橋のかかる川なんだそうですが、調べてもどうもこの川の名前は「杉谷川(すぎたにがわ)」らしいんですが・・・。
古い名前なのか、なんなのか。
このあたりはちょっと謎です。
異字体が古さを醸し出しています。
そして「し」がいいね。
元気いっぱいです。
そしてこの時点で名前が判明。
西勢橋(にしせいはし)
旧村名を関する地域の中心となる橋だったことが予想されます。
仮説立証。
回り込めば直ぐです(笑。
そしてこの立地なかなか素敵な場所にあることがわかると思います。
絶景なり小浜湾
小浜湾の内湾の一つである勢浜。
そこはもう間近です。
欄干の意匠もシンプルながら雰囲気に合っていて、好感が持てるデザインです。
対岸は勢浜集落の中を突っ切って流れています。
最初に言ったとおり、ここは旧国道27号。
現国道27号の同名の橋はこの上流にあります。
昭和2年竣工!!
余裕の戦前橋!
というかほぼ大正橋です。
まさかこんな大物がこんなところに隠れていたとは・・・。
敢えて地図は次回に乗っけると致しましょう。
焦らしますよ(微笑。