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この道往けば act2

朽木保坂の古橋

2018.01.18 11:36

檜峠(ひのきとうげ)

国道367号、鯖街道の峠。

当ブログでも過去にレポしています

現在でこそ、峠という認識がされないほど通行しやすい峠となっていますが、実は中央分水嶺の一つであり、難所と呼ばれた場所のひとつでした。


古代から現在まで生き続ける峠道。

そこにはつまり、古くから人の手が入っていたということ。

要は色々あるのです。

レポスタート!

前からこいつが気になっていたんですよね・・・。

実はこの橋も前出の檜峠編で触れてるんですが。

一度じっくり取り扱ってみたいと思った次第です。

国道303号の合流区間まであと僅かなという位置。

檜峠の麓といった感じです。

これが檜峠を源流とする途中谷川(とちゅうたにがわ)。

この本流を渡る橋がこの橋です。

ちなみに途中谷川はこのまま北上し、石田川に合流、琵琶湖を経て大阪湾へ流出します。

しかしこの橋、実は謎多き橋なのです。

なんせご覧のとおり・・・、

肝心なところが一切無い・・・!!

ゆえに竣工年も橋の名前すらも不明。

マニアックすぎて文献を漁っても出てこないんだよなぁ・・・。

しかし名無しでは呼称に困るというもの。

ここは一つ、いつも通り仮称させていただきましょう。

途中谷橋(とちゅうたにはし・仮称)

そう呼ばせてもらいます。

ちなみに河川名からの拝借です。

しかしそこはさすが現役国道橋。

補修の手は入っています。

もともと鯖街道を踏襲する国道。

歴史が違います。

個人的には昭和30年代ごろの竣工ではないかと読んでいます。

還暦あたりの風格が漂っていますからね。

戦前橋という線は薄そうです。

相変わらず親柱が前につんのめってますが、一応は大丈夫そうではあります。

しかしあなたのお名前なんなんでしょうね・・・?

六地蔵が見守る橋

それは古からここにあり、今も尚静かに生き続ける橋。

不思議な橋です。


以上、朽木保坂の古橋編