信越遠征第5弾 大峰峠 前編
千国街道(ちくにかいどう)
国道148号の前身であり、塩の道として知られる街道です。
信濃や甲府といった内陸国では塩は貴重品でした。
「敵に塩を送る」の慣用句でも有名ですが、一説によるとこの塩を送った道が千国街道だとも言われています。
まぁこの話自体後年作られたものだとする説もありますが。
そんな千国街道の特徴は海から山へのルート設定。
当然、峠は多く存在します。
大峰峠(おおみねとうげ)
千国街道の最高標高地点。
レポスタート!
つまり旧道から見ると直進に当たる道です。
地図をご覧ください!
姫川から離れて独自路線を行きます。
あくまで千国街道の旧道。
そして現役県道です。
新潟県道483号山之坊大峰小滝線
(やまのぼうおおみねこたきせん)
起点から終点までお世話になります。
猛烈な登り。
この時点でも葛葉峠とは本気度が違います。
頑張れセレナちゃん。
若干焦げ臭さすら感じます。
普段なら特に気にしないところですが、この立地だと旧橋が流されたのかと心配になります。
さすがに調べませんでしたが。
離合も出来ますし、山間ならこれで十分なレベルです。
ただこの近くには某有名サイトでオブローダーたちに衝撃を与えた新潟県道もあるので、油断は出来ませんが・・・。
手入れも行き届いていますので、生きている集落です。
こういうのを見るとほっとする自分がいます。
やはり日本人ですね。
彼女なき今、我々は自力で登らねばなりません。
本気出してきた。・
何の案内もなく幅員減少。
こりゃ本気だな。
黒尋坊(くろじんぼう.くろんぼう)や「やまんわっぱ」という別名を持つこの妖怪は飛騨、美濃、甲府、相州などの話が有名ですが、中間部であるこのあたりでも聞こえます。
確かになんか出てきそうですね・・・。
乗ってるほうは確実に酔うでしょうが。
奥に映っているのはもしかして学校のあとですかね。
そういう建物に見えますが・・・。
現地ではそこまで気にしていませんでした。
ここはヨロイ岩という場所まで連れて行ってくれるようです。
興味はありますが、一旦パス。
いつか分からない次の機会を待つとします。
付属物も少なく、非常にシンプルな道の作りです。
なかなかな場所ですが、古くからの街道筋には間々あること。
国道には近いですしね。
日が翳ってきた・・・。
タイムリミットは近い!
急がず、けれど素早く探索しなければ・・・!
しかしまだ油断は禁物です。
これは枝尾根に過ぎず、実際はもっと奥に本尾根が控えているのです。
こういうので一喜一憂していては、峠探索は勤まりません。
この右のコンクリートのコレはなんなんだろう。
上に蛇口みたいなの付いてますが。
消防関係?
空が近い。
一件峠にも見えますが、その手前で道は右に急カーブして登っていきます。
いわゆる九十九折れの一部ですね。
そして曲がった先では・・・、
道の色が変わった!?
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