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この道往けば act2

向笠峠 幻惑の墜橋編

2017.06.20 14:33

ここから先はいよいよ車は入られないということか。

そう、僕も過去ここまでは来たんだよ。

この先が問題なんだ!

まだ道は続いています。

しかしその時は近い。

いつ来てもいい覚悟をしなくてはなりません。

谷がきっつくなってきました。

奥に見えるのは砂防ダムですね。

人工物が少なくなってくると砂防ダムにすら勇気がもらえます。

林道にしか見えない道は細々と粘り強く続いていきます。

擁壁はコンクリートかな?

非常に見にくいですが。

ホントよく粘るな、この道は。

もう駄目かと思う場面は何度もありましたが、それでも何とか現役としての姿を残しています。

つまりまだ先に利用価値があるものが残っているということ。

それが林業としてなのか、地産としてなのかはわかりませんが。

川との比高が怖いレベルになってきました。

そして山の姿が植林地と原生林がはっきり分かれています。

原生林のとこは大概、崖ってことです。

アグレッシブだな!!

荒々しい岩肌の脇をへつっていきます。

しかし小さな里山の中なのにものすごい山奥に感じます。

海も近いので標高はまだ100mちょっとのはずです。

いいわぁ

この道好きだわぁ。

いやセレナちゃん同伴ではご勘弁願いたいですが、徒歩なら非常に気持ちのいい道。

マイナスイオンが溢れてます。

ちなみに安定して見えますが、路肩は結構やばいです。

通る車は相当絞られるでしょう。

やんわり崩れてます。

しかしまぁ使用頻度を考えれば仕方ありません。

そのときはもうすぐそこ。

これまでで一番古そうな砂防ダムが現れました。

それが合図だったかのように、道にも変化が現れます。

消えてる!!??

道どこ行った?

ただの谷になってないか??

先に道は無い

そこで僕は対岸に目をやりました。

こういう場合、橋が墜ちているだけで対岸に続いているというパターンがありうるのです。

そこで見たのがこの風景。


あの凹み・・・

あれか!?

これは・・・

木橋の痕跡??

いやただの倒木か?

う~ん、わからん。

渡る前にちょっと先へ・・・。

道は・・・見えないな・・・。

やっぱり対岸が活路か。

そう、前回僕はここで引き返しています。

この先は未知の領域。

ここを解き明かす為に来たと言っても過言ではない!

うっすら道は見える気もする・・・。

けれどもやはり先ほどまでの車道幅が印象に残りすぎて、一連の道に感じられない。

どうすべきか・・・。

確かめる方法は一つ・・・

ここを渡るしかない!!