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この道往けば act2

第2次三重遠征第1弾 三重県道608号畑毛東貝野阿下喜線 後編

2017.06.01 07:47

中編最後でまるで後光に向かっていくような、神々しい風景に出くわしました。

この先はどうなっているのか。

期待が高まります。

ここにきて道が良くなってきたような・・・。

というか新しくなったような気がします。

というのも・・・、

交差点を過ぎたから。

しかしここは市道ですからね。


ただここで僕は別のものに目を奪われます。

それは青看板の足元。

全く読めない石碑・・・

磨耗と異字体で全く読めませんでした。

交差している市道は東貝野地区を周回するような路線なので、石碑を設置する意味があまり無いように感じます。

とするとやはりこの石碑は県道側のもの・・・。


しかし中編のコメントによると旧道あるらしいんですよね。

わからんな・・・。

広いのは最初だけかい!!

やはりあの部分だけ改修されたと見るのが自然な気がします。

道の繋がりも自然ですし。

山道区間が再開しました。

今度は下りです。

こういう道は大概下りの方が怖い。

気をつけていきましょう。

比高自体はそれほど違わないはずなのに、やたら険しく感じる西側斜面。

地形的な要因でしょうが、ちょっとした山に迷い込んだ感覚になります。

ここはいなべの中心部から車で10分ほどの場所です。

ここを通学する小学生・・・

車は通らないでしょうが、妖怪と出くわしそう・・・。

日本はまだまだ広いな・・・。

眼前に広がるのは員弁川(いなべがわ)が形作る沖積平野。

その奥に聳えるは斯くも名高き鈴鹿山脈(すずかさんみゃく)。

谷と山と平野の組み合わせが良くわかります。

ひ・・・左でいいんだよね・・・?

左だとは思いますがこの道ではちょっと不安になります。

ちゃんと左が正解でした。

まさに山際。

町と山の境目の雰囲気がいいですね。

猪とか鹿とか、よく出るんだろうなぁ・・・。

案内なんて無いですよね。

もうそんな扱いですもんね。

仕方ないよね。

諦められてるよね。

あえて違いを挙げるならカーブミラーの設置数が多いくらいでしょうか。

道幅も少し広いくらいのもんです。

そしてここには小学校がありました。

十社小学校(とやしろしょうがっこう)

いわくありげな名前ですが、昭和30年までこの地にあった員弁郡十社村(いなべぐんとやしろむら)に由来しています。

小学校などは比較的長く旧村名が残りますよね。

そしてこれが合図だったかのように、僕の前に衝撃の光景が現れました。

十社別れ!!!

あのあまりに有名なこいつを髣髴とさせる鋭角交差点!

登りか下りかの差はありますが、非常に良く似ています。

しかしこう見ると、やっぱり本物は強烈だな・・・。

まぁ分かるでしょうけど。

当然指定はこうですからね。

やってくれるぜ。

一発でいけるか・・・。

さすがにセレナちゃんで一発ではむずかしかったぜ・・・。

しかしコンパクトカーならいけるんじゃないでしょうか。

軽なら余裕かな。

そして曲がり口にはでっかい石碑。

隧道の前なんかでよく見る類のやつですね。

三重県道8号にもあったかな。

これ読めないんだよなぁ・・・。

恐らく道関係の石碑なんでしょうけど。

モノリスと化してますよね。

もう20年もすれば読める人は相当少なくなりそう・・・。

ポーネグリフ?

10人が10人直進するよね

まさかここで県道が折り返しているとは。
一応見える位置にヘキサがあるのが唯一の救いか・・・。

さぁそろそろゴールへ向かいましょう。

そのときは近いはずです。

隠れながらも非常に濃密な道でした。

こういう険道、大好きです。


以上、三重県道608号畑毛東貝野阿下喜線編