高倉峠 草靡く峠編
雲に覆われた峠までのアプローチ。
少しずつその全貌が明らかになっていきます。
気持ちは急きますが、道筋は常識どおりに谷をへつります。
焦っちゃダメ。
じっくり行きましょう。
走りやすいけど怖い!!
一寸先は空。
急に対向車が来たらと考えると恐ろしい場面です。
このように藪に隠れてればいいんですが・・・、
路肩がなだらかに崩れてる・・・。
ひびだらけな上に部分的には抜け落ちてます。
崖側には絶対よっちゃいけません・・・。
ここから再び雲に突入したらしく視界が利きません。
本当に十分な注意が必要です。
今もその傷跡は残っています。
非常に幻想的で印象的な光景です。
高倉峠、着。
標高956m、冠山峠には及びませんが1000mの大台に迫る峠。
さすがの迫力です。
高倉峠の象徴の峠碑
以前来たときは快晴だったのでまるで雰囲気が違います。
当時は靡く草がここまでの苦労を癒すかのようでしたが、今はただ不安を駆り立てるようです。
敦賀市とはお隣同士でした。
2005年合併なのでもう10年以上経つんですね。
今庄町を知らない大人が出てくるのももうすぐかも・・・。
ちなみにここまでは岐阜県揖斐郡揖斐川町(いびぐんいびがわちょう)です。
ここもけっこう広い自治体ですね・・・。
ちなみに南越前町から直接岐阜県に入れる唯一の道が、この林道塚線だったりします。
草靡く姿が非常に印象的です。
晴れていれば景観に非常に優れる峠として有名で、ツーリングやドライブでも人気の峠です。
しかし今日はその姿も不気味さを湛えています。
これはこれでこの道の顔の一つなんでしょう。
また一つこの道の魅力が増えましたね。
さてそれじゃあ、峠の本分。
登ったら下らなきゃね。
これ雲の下は大丈夫だろうな・・・。
こういう場合くだりのほうが絶対怖い。
思いがけずスピードが出れば、非常に焦ることになります。
さて、そろそろ下りに集中しましょう。
ワンミスで命とりなんですから。
集中しなければ。
ちなみに峠道としては若干福井県側の方が長いです。
まぁ最も塚線のみの長さですので、塚冠山線も含めば岐阜側の方が長くなりますが。
そして地図で見る限り福井側の方が穏やかな印象です。