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この道往けば act2

高倉峠 開かずの林道が開いた編

2016.11.16 02:09

そうだ!冠山に行こう!!

そんな家族との軽いドライブのつもりで冠山峠に出向いたのですが、さすが1000m越えの峠、雲に覆われていてそれなりに楽しめましたが、景色という意味ではちょっとがっかり。

岐阜側を回って帰ろうかという段階で、僕は衝撃の光景を目にしました。

開いてる~!!!

約1年前に撮影した冠山峠探索時の写真ではがっつり塞がれていたこちらの林道。

林道塚線(りんどうつかせん)

この道を戻れば福井県に帰れます。


そう、冠山峠とは年の離れた兄弟のような関係の峠。

高倉峠(こうくらとうげ)

久々の再開に胸が高鳴るぜ!

急遽、家族連れのまま!

レポスタート!

雲に覆われた冠山を下ってきた僕は、このときおもむろに右を見ました。

これは運命を感じましたね。

開かずの林道が偶然にも開かれていたのですから。

ここまでありがとう林道冠山線。

僕はこれから約10年ぶりに林道塚線に挑みます!!

10年前にこの道を通った印象。

なんかおっそろしい道だった。


そんな印象です。

しかし当時は温見峠堀越峠も越えていなかった若輩者。

今の僕がどう感じるのか。

そこに興味がありました。

探索時期は8月、緑萌える季節ですよ。

植生は雄弁に夏の侵食を教えてくれます。

要するにセレナちゃんにびしびし葉っぱが当たってます。

標高が高いので麓では枯れたアジサイが今なお元気です。

ここは標高600mくらいですか。

やはり気温が違います。

過去のドキドキが拍子抜けするくらいのトラバース区間。

いたって平穏じゃないか。

落石もないしむしろ走りやすいです。

・・・まぁ林道だからね・・・。

なかなか急にえげつないですが、こんなこともあるでしょう。

夜走ってたらけっこう怖いでしょうが。

崩れたことによる極狭区間はそれ程長くは続かず、すぐにもとの幅に戻りました。

しかしそれと同時に勾配も上がってきた。

なかなか一筋縄ではいきませんね。

山すそに続く引っかき傷。

これからの自分の行き先です。

身が引き締まりますね。

標高の高い峠の上のほうでよく見る橋の光景

錆まくり、曲がりまくり、けれど健気に経っている。

これを見ると気体と不安が入り混じります。

ここは人の世界から一歩外の世界。

もしここで何かあっても、次にここに車が通る可能性は非常に低い。

完全自己責任の世界です。

落石はありませんでしたが、倒木はありました。

しかしこれ・・・行けるか・・・?

しゃあないので倒木を無理やりどかしました。

撮影は嫁。

右の丸っこいのは幽霊かなんかじゃないですかね。

誰ですかね、あれ(笑。

この辺は水源が多いらしく、橋が非常に多いです。

この辺が通行止めが頻発する理由のような気もしますが。

水が多いということは地面も緩むってことですからね。

橋を越えるたびに道幅が狭くなってる気がするんですが・・・。

両脇の草がなければ道幅は変わらないのかもしれませんが。

見た目的な印象はヤバいです。

再び橋の登場です。

一つひとつ名前あるんですかね。

まぁ沢に名前があれば、その沢の名前を付ければいいんでしょうけど。

過去の記憶は正しかった。

この道、ちゃんと怖いわ。