伊勢の旅で起きた最初の奇跡 ― あとになって意味がわかった、神々からの歓迎|天津貴美のスピリチュアル日記2
人生には、その時には意味がわからなくても、後になって「あれは導きだったのだ」と気づく出来事があります。
わたしは、そのような体験を「神秘」と呼んでいます。
神秘とは、目の前で奇跡が起こるだけではなく、
時間が流れ、人生を振り返ったとき、一つひとつの出来事が一本の線としてつながり、その意味を静かに理解すること。
それもまた神秘だと、わたしは感じています。
今回ご紹介するのは、私が伊勢を訪れた際に体験した神秘体験です。
この旅では、その後も不思議な出来事が次々と起こりました。
しかし、そのすべての始まりとなったのが、この出来事でした。
伊勢は、わたしにとって忘れられない場所のひとつです。
それは、人生の師でもあり、最も大きな影響を与えてくれた亡きパートナーと最後に訪れた旅先だからです。
パートナーは生前、よくこんなことを話してくれました。
「kii(わたしのこと)は、今まで知らなかっただけだ。俺がいろいろな場所へ連れて行ってやる。たくさんの景色や文化、人に触れれば、kiiはもっと本質を見抜く眼を持てるようになるぞ。」
私は、決して裕福とは言えない家庭で育ちました。
幼い頃から、物事を否定的に捉える価値観の中で育ち、「世界は広い」ということを知る機会も多くはありませんでした。
そんなわたしに、生き方や考え方、そして世界の見方を教えてくれたのが、亡きパートナーでした。
今のわたしが神秘思想や人の心について考え続けている土台には、パートナーから教わった数多くの経験があります。
彼はわたしにとって、人生の師であり、人生そのものを豊かにしてくれた存在。
今でもわたしは、その背中を追いながら人生を歩いています。
伊勢への旅は三泊四日。
宿泊先は私が選びました。
宿泊地として選んだのは鳥羽。
理由はとても単純で、「真珠のミキモトゆかりの地だから」という、少しミーハーな気持ちでした。
鳥羽湾を一望できる客室。
そして、ミキモトコスメのアメニティが用意されているホテル。
そんな理由で選んだ場所でした。
ところが、出発前日。
ホテルから一本の電話が入りました。
「団体のお客様が急遽キャンセルになり、初日だけ系列の和旅館へ変更していただけないか」
というご相談でした。
少し残念ではありましたが、代わりに用意いただいたのは、特別室のお部屋。
趣のある素敵なお部屋で過ごすことができ、ホテルのご厚意に心から感謝しました。
そして翌日、本来宿泊する予定だったホテルへ向かうと、統括マネージャーと思われる方が、わざわざ私たちを迎えてくださいました。
「昨日はご迷惑をおかけしました。そのお詫びとして、当ホテルで一番良いお部屋をご用意しております。」
そう案内された部屋は、想像を超えるものでした。
その部屋は、エリザベス女王、そして昭和天皇も宿泊されたという特別室だったのです。
案内してくださったマネージャーのお話によると、本来、海外からの国賓は迎賓館へ宿泊するのが通例なそうですが、
エリザベス女王は御木本幸吉氏にお会いになることを希望され、迎賓館以外の民間ホテルに泊まられたのは、このホテルだけなのだと教えてくださいました。
昭和天皇もまた、御木本真珠の視察の際に宿泊されたそうです。
私は、そのような由緒ある場所だとは何も知らず、数あるホテルの中から、このホテルを選んでいました。
案内された客室は最上階。
フロアにはガラス扉があり、その先は明らかに特別なお客様だけが利用する空間でした。
部屋の向かいには、お付きの方が宿泊するためと思われる部屋もあり、扉の造り一つを見ても、通常の客室とはまったく違う重厚感がありました。
さらに、お部屋には滞在日数以上のミキモトコスメのアメニティが用意され、スタッフの皆さまも終始温かく迎えてくださいました。
そのおもてなしに触れたとき、わたしは胸がいっぱいになり、涙があふれてきました。
「今まで頑張ってきた人生を、伊勢の神々様が、労い、祝福してくださっている。」
そのように感じたのです。
もちろん、それが本当に神々のお計らいだったのかはわかりません。
けれど、あの日のわたしは、心の奥からそう感じました。
そして今振り返ると、この旅は、わたしの人生の転機となる出来事の始まりだったように思います。
この旅では、このあとも説明のつかない不思議な出来事が続きました。
・鳥羽湾で朝日を浴びながら祈りを捧げたときのこと。
・自然がまるで応えてくれたように感じた出来事。
・そして旅の終わりに見た、美しい空の奇跡。
それらは、今もわたしの神秘思想を形づくる大切な体験となっています。
そのお話は、次回、「鳥羽湾で黄金色の光に包まれた朝」として記録に残したいと思います。
🌳Hope&Love&Peace🕊🌎🌈✨
天津 貴美