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この道往けば act2

しおかぜラインの謎の道 人の残すもの編

2016.08.29 13:12

完膚なきまでに土砂に埋め尽くされた道。

すぐ下のしおかぜラインに落石事故を起こさぬよう、慎重に歩を進めます。

久々に落ち着いた区間。

これでも十分落ち着いていますよ。

崩れてないだけで幸せってもんです。

もうこの道が自然に帰るのを止められるのを止められるものはいない。

悲しいけれどこれはもう仕方ない。

自然の摂理というものです。

いつかこうやって歩いて辿ることも難しくなるんでしょうね・・・。

春先でこの藪なら夏は通れたものではないでしょうね。

ガサガサやりながら、順調に歩を進めます。

ここまでで初めての構造物を発見!

ここまで微妙に残ってた踏み跡はこいつの為なのか。

いやまさかな・・・。

さらに石垣を発見!

これは反対側に近づいてきたということなのでしょうか。

それともほかの理由があるのでしょうか。

他に考えられる理由が治水。

というかどうもそれっぽいな。

明らかに沢を改修しています。

ちょっと壊れてきてるなぁ。

もとはコンクリート管に水を流してたんでしょうが、溢れた分が道の上を川になっています。

軽い洗い越しだな。

ここでちょっと小休止。

廃道でこんなきれいな場所はなかなかないのです。

域と心を落ち着けていきましょう。

さて、行きますか。

相変わらず人一人分の踏み跡が伸びています。

いい景色!

これ江戸時代くらいから変わらないんじゃないか。

道と空ってなんでこんなにマッチするんだろう。

もっと写真の腕が良ければなぁ。

しかし道の姿がしっかりしてきましたね。

ガードレールがあったってことはここを車が通った歴史は確実だと思うんですが。

もっと道幅が広かったのか。

藪に浸食されたのか・・・。

振り返って撮影、藪が濃くなるとやはり踏み跡が目立ちますね。

しかし道幅的には確かに車がとってもおかしくないのもわかります。

えっぐい道に違いはありませんが。

なんか落石が増えてきました。

これは良くない傾向です。

そして道幅も狭まっている気がします。

削られているのか・・・?

今日はトレッキングシューズなんだよなぁ・・・。

足首やりそう・・・。

ほんっと最後まで手抜きやがらねぇ!!

しかしここはこれまで見てきた中でもかなり古そうな崩落現場。

なんせ植物育って斜面と一体化してますから。

もしかしてこれがこの道にとってとどめだったんじゃ・・・。

そんな気もします。

あ・・・これは・・・、