旧北陸本線 曽々木隧道跡周辺 不毛なる努力編
石造り暗渠発見!!
いわゆる桁橋形式で大桐第3暗渠を思い出します。
思えばあそこも敦賀駅、新保駅、杉津駅を挟んだ先で、かつては一連の線路上にあったわけですからね。
似てくるのは必然と言えます。
なんでしょうねこれ。
とりあえず生きてはいるようです。
曽々木暗渠(そそぎあんきょ)
もう一つ曽々木集落にある暗渠は向井野暗渠というお名前をいただいているので、あえてこのお名前で呼ばせてもらいましょう。
アーチでも桁でも、石造りの暗渠ってのは良いものです。
よく見ると微妙に白線が残っています。
ということはある程度ちゃんとした格を持った道だったということでしょうか。
改めてになりますが説明しますと、柳ヶ瀬隧道から疋田までは北陸本線から国道8号に転身するまでの間、実は別の道路だったことがあります。
国鉄バス専用道(こくてつバスせんようどう)
しかしこのバス路線も北陸自動車道建設や国鉄民営化の煽りを受けて、かなりの紆余曲折をたどっていて一概にこうなっていたとは言いにくい状況です。
おそらくこの白線と舗装はこのバス専用道路の跡なのでしょう。
このあたりは色んな廃道、廃線が入り乱れているので、どれがどれかを判断するにも推理力が必要です。
しかし今回の探索や旧北陸本線探索から分かるとおり、実はこの疋田-麻生口間はけっこうな区間で国道8号は旧北陸本線路盤跡を無視していて探り甲斐がありますね。
手作り感溢れる感じで削られたバス路線跡。
このお墓のおうちの方の仕事かな。
ちょっと荒い感じです。
さて、振り返ってみましょうかね。
・・・ですよねぇ・・・
ですよね・・・
嫌がってても仕方ないので、再び藪の中の住人に。
4月の藪にすら耐えられないようならオブローディングなど出来ません。
あのスロープ上の道を作った残骸ですかね。
けっこう年季入っています。
なんかこっちの方が藪が酷い気がするんですが・・・。
確かに南向きだけどもさ。
日当たりの差なんですかね。
かなり眩しいもんなぁ。
山でよく見るコークスクリューの木
これあんまり山や森に行かない人には驚かれますよね。
実はそこら中にあるんですけど。
正体はツタ植物の締め上げと木自体の成長ですよ。
なんか心なしか道幅が狭まってきたような・・・。
気のせいか・・・?
気のせいじゃない!!
バス専用道は国道8号に削られています。
じわじわと僕が歩ける余地は少なくなってきています。
しかし平場がある限り、僕は行く!
やはりそこに築堤は続いています。
しかしこれはどこまでもつのか。
国道8号河野区間を思い出す展開。
あそこは再び広がったけどここはどうだ?
目視確認ていうわけには・・・、
いかんでしょ!!
藪に溺れてくるぜ!
というか落石防止フェンスが現れたので目視確認が難しくなったのです。
いたし方あるまい・・・。
ぎゃああぁああぁぁぁああ!!
思いっきり握った!
なんて恐ろしい罠だ!!
ここまでして何か得られるのか?
この努力に結果はついてくるのか?
なんかもうやばい!
もう平場がない!!
まだだ!!
まだ広がるかもしれない!!
突き進め!!!