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この道往けば act2

粟野水力発電所遺構群 発電所遺構の真髄編

2016.07.18 02:49

いろいろなもんが現れだしました。

用途がわからないものも含め、見る場所が沢山あります。

とりあえずまずは・・・、

これなんだろう・・・?

コンクリート製の函のようなものですか?

何か入れてあった・・・?

そして絶妙に隙間が開いて並べられた蓋。

これは暗渠なのか開渠なのか。

どっちなんだ。

理由は不明ですが、頗る歩きにくくなってきました。

そして一段と歩きにくくなった。

足元の不安が付きまとう中でこれはやめて欲しい。

そして油断してるとやられるもんです。

ぎゃあああああ!!

頭に茨の棘がぁぁああああ!!

流血ですよ流血。

軍手には大してつきませんでしたが、顔に血が垂れてくる程度には派手に刺さりました。

倒木を潜ろうとしたらその下に張り巡らされていた茨に頭から突っ込んだ形。

みんな気をつけようね・・・。

なんか急に荒れてきた・・・。

多少の流血はありましたが、それを乗り越える気力は十分。

つうか蓋が土に覆われて、落とし穴が怖い・・・。

よくよく見てみれば蓋が水路と合ってないよね。

まぁ後付なのは既にわかっているのでそれほど驚きませんが・・・。

水路の中には数字が書かれているプレートがありました。

400ってのは取水口からってことなんでしょうかね。

400mしか来てないのか。

意外だな・・・。

お互い下ってはいますが、勾配の差でかなりの比高がついてきました。

左側がちょっと怖いレベルです。

この落石でよく蓋砕けなかったな・・・。

かなり丈夫なコンクリートなんでしょうか。

ここは道路ではないので、それほど丈夫に作られていたとは意外でした。

!!??

なんだあれ??

これは・・・、余水吐きのようなもんか?

流入水量が多すぎた場合、この門を開けて余分な水を捨てるための施設のようです。

先ほどの高低差を埋めるため、石組みの塔のようなつくりになっています。

そして水路調節隧道でも見た石による溝も確認でき、石工のレベルの高さがうかがえます。

倒木による突込みを受けてますが、ここはおそらくもともと人が立って指示、もしくは水量観察をしていた場所でしょう。

手前には後付の鉄製の柵もありました。

しかし見事な石積み

植物が入り込んでいますが、それでも安定感抜群です。

現役の姿が見てみたかったなぁ。

まるで遺跡にでも迷い込んだかのような姿。

ここは非常に気持ちのいい場所でした。

必死に撮ったこの写真。

何が撮りたかったかといえば、奥の白い壁。

つまりここは水門としても役割は完全に終了しているということ。

もしここが健在なら、先の崩壊は無かったかもしれませんね。

水門から下はワイルドなウォータースライダー。

実行すれば尻が無くなること請け合いです。

つうか今は大雨でもなければ水も流れませんし・・・。

そして肝心の水路はまだまだ先へ・・・といいたい所なんですが。

気がつけば黒河川は半島のように張り出した山裾に沿って左へ流れを変えていきます。

しかしわれらが水路はそのまま山裾の本体である尾根へ突っ込みます。


・・・まさかそんな荒業使っちゃうの??

ここ敦賀だよ?房総半島じゃないよ?

マジで???

このタイミングで続!