旧北陸本線疋田駅周辺スピンオフ 向井暗渠群
旧北陸本線暗渠群
敦賀市と南越前町に跨る、旧北陸本線跡を利用した県道市道の下に眠る暗渠を詳らかにするレポでした。
本編はこちら。
これは敦賀市から見た場合北側の探索でした。
明治時代において最大の難所と目された木嶺(もくれい)を越えるためには数多くの隧道と築堤が必要だったのです。
では南はどうなのか?
こちらに関しては柳ヶ瀬隧道がメインとなり、一気に山越えを果たしています。
しかしそれはあくまで県境のみ
隧道は上記の柳ヶ瀬隧道を含め、小刀根隧道、刀根隧道、曽々木隧道が頑張っています。
この流れで行くなら・・・、
次は下だろ
レポスタート!
いきなりの登場ですが、これはかつて登場した穴。
かつて疋田暗渠(ひきたあんきょ)と紹介させていただいたものです。
しかしよくよく調べると、別のお名前があったことがわかりました。
向井影暗渠(むかいかげあんきょ)
それが彼の本当の名前です。
そして前回はこちらからしか紹介していませんでしたが、今回はこの裏側をご覧に入れようと思います。
わかる方はこの写真からご判断ください。
写っているのは国道8号。
目的のものは僕の真後ろにあります。
こっちのほうがいい味出してるじゃないか!!
この写真を撮ってる真向かいで、そのおうちの方が怪訝そうな顔で見てました。
通報でもされたらえらいことなんで・・・。
それに今回はもう1箇所行かねばならんところがあるのです!
向井影暗渠が疋田駅と敦賀駅の間にあった暗渠なのに対し、こちらは疋田駅と刀根駅(とねえき)の間にあった暗渠。
つまり現在地はかなり滋賀側に下ってきています。
曽々木集落内の市道です。
そしてここで国道8号側を見てみると・・・、
なんかある!!
なんか穴が2つあるような・・・?
なんだこれ(笑)
おそらくこの穴はもう暗渠としてはあまり意味を成していないのでしょう。
その上にある管渠がその役割を担っています。
ただ築堤を崩して工事するのも手間なのでそのまま置かれているってのが現状のようですね。
立派な面構えなのに・・・。
向井野暗渠(むかいのあんきょ)
僕は敦賀市民ですがこの「向井」という地名がどこか正直わかりませんでした。
ここは曽々木ですし、あっちは疋田。
それ以上は知らないよ・・・。
いささか気の毒な状況ですね。
まぁ現役だとこういうこともあるということですか。
残ってるだけましですね。
以上、向井暗渠群編
完