深坂峠 新旧逢瀬編
光の指す先。
そこはどこなのか。
まずはそれを確認しなくてはなりません。
来たぜ!
国道8号!!
なるほど、ここが古道の入り口でしたか。
全然気づかなかったぜ。
上の写真は敦賀側、この写真は滋賀側をそれぞれ写しています。
看板が無ければ林道の入り口にしか見えませんね。
ここはやはり廃に片足突っ込んだ現役遊歩道という位置づけのようです。
国道を走ると唐突に現れるので、何のゆかりかわかりにくいですが、ここに入り口があるというのなら納得です。
ここで手を合わせて、先へ進みます。
・・・え、戻るの間違いじゃないかって?
いやいや、何をおっしゃる。
新旧双方完遂してこそ初めて、深坂古道を踏破したと言えるでしょう!
新道を使って戻り、深坂古道のすべての道を踏みたいと思います!
福井側は古道に忠実に、滋賀側は深坂地蔵への参拝路としての道というのを重視しているようですね。
そして不思議なのはマップルさん。
旧道のみを現役道として実線で書かれているのに、新道は途中まで実線で書かれてそこでぷっつり着られています。
こっちが現在ではメインのはずですが?
全線通じて最も目立つものじゃないでしょうか?
ちなみにここにはバス停もあります。
近江鶴ヶ丘(おうみつるがおか)
あと200mほどで敦賀(つるが)に入るのとなんか関係あるんですかね?
やはり古道の入り口にはお地蔵様ですよね。
境界と言う意味でも非常に重要です。
やっぱりこっちが現在のメインであることに疑いの余地はありません。
いや、実際はここまで国道8号を歩いているのでそこを除けばですが。
足元が舗装されてるか否かは歩くモチベーションに大きく影響します。
どちらにかはご想像にお任せします(笑。
しかし街灯つく時間にここを歩きたくは無いな・・・。
出ちゃだめなもん出そう・・・。
観光用?
う~ん、よくわからん・・・。
しかしめちゃくちゃお洒落だな。
敦賀のみなとエリアに欲しいくらいです。
実際住んでられるのかは謎ですが・・・。
しかし確かに人の気配はありました。
こちらのおうちの方用の街灯だったのか?
しかし今は砂利の採掘場と化しています。
その中を貫く古道。
林道にしか見えんな。
これはおそらく駐車場として使えということでしょう。
つまりここか先はついに、
古 道 復 活
しかしやはり遊歩道感のほうが強いな。
こちらにも案内板があり、桜並木も植えられ、観光地化に拍車がかかっています。
そして新しい感じもします。
もしかしたら改修されたばかりなのかもしれません。
しかしぶら下げられた看板の汚れ具合がひどいな。
そしてそんなに荒れてんの?
U字ブロック2つならその気になればどかせるでしょうし。
そして道のわきには広いスペースがありました。
田んぼの跡に見えますね。
やはりかつてはもっと広く集落が広がっていたと思われます。
明らかに区画整理されています。
あの右の施設跡みたいなのが気になりますね。
今度見に行きたいものです。
その脇の少し高いところを道は進んでいきます。
この道自体は結構新しいものなのかもしれませんね。
古い道は集落の中心を通るのが常です。
作業道として作られたものが昇格したと考えるのが無難そうです。
そして反対側から峠に到達。
これで一連の古道群はすべて踏破したということになります。
しかし景色としてはこちらからの方がいいな。
いかにも古道の峠、手前の道が砂利じゃなければもっといい味出してたんだけどなぁ。
なんにせよ、敦賀市と言わず国内でも最古級の峠を今回制覇することができました。
敦賀市はもうちょっとこの峠の事広報したほうがいい。
歴史とは人が紡ぐもの、人が忘れたとき歴史は消えてなくなるのです。
それってちょっと寂しいですよね。
以上、深坂峠編