深坂峠 真の深坂古道編
参道は森を抜けると古道へと戻りました。
そしてここには深坂地蔵と同じく、歴史の証人となるものがあります。
そこに目をつけたのが問屋です。
深坂峠の塩津側の麓であるこの場所には問屋が軒を連ね、その中でも最大の問屋がこの場所だったというわけです。
そしてこの看板にはとある重要な事実が書かれていたのです。
巨大な石垣
この上にあった問屋とはどれだけ立派なものだったのでしょう。
白飛びしてる写真で本当に申し訳ないです。
この時代で最大の石垣建築といえばやはりお城ですが、それに近いレベルの石垣です。
比肩は出来ませんが手の届くレベル。
やはり相当な技術があったのでしょう。
そして現れたこの地点。
俺は騙されないぞ。
これはさっき、林道化したときに起きた現象と同じだ。
道が新しすぎる。
これは全面改修されたか・・・。
そしてこういう場所こそあるのです。
見逃すわけにはいきません。
右にも道があるな!!
看板もあった(笑)
それほど発見は難しくはありません。
夏は刈払いもされるのかな?
深坂「古道」なんですから。
年季の入った廃屋・・・。
こっちがメインだった時代のものでしょう。
残っているのはもはや壁だけ。
閑散とした空気が漂っています。
立派な石垣が並んでいます。
盛者必衰
敦賀市も過去の栄華ばかり引きずらずに、そろそろ前を向かなきゃね。
おそらく一応扱いは現役なんでしょうが・・・。
明らかに廃道に片足突っ込んでます。
道は曖昧で迷子になりそうな予感すらあります。
昔はここも集落だったのかな?
広場にはかすかに人の痕跡の気配がありました。
集落としては沓掛となりますが、離れすぎているのでやはり深坂でいいんでしょうかね。
基礎だけがきれいに残っています。
謎の機械の残骸・・・
廃道探索ではたまに出会うこういう謎の機械の残骸。
工業系にはホント疎いんでまったくわかりませんが、何でしょうね。
ボンベのようにも見えますが・・・。
若干の不安を残しつつ、まだ僕をどこかへ連れて行ってくれるようです。
森に入ればそこには立派な古道が!!
広場より森の中は道の形が残りやすい。
廃道探索の基本ですね!
頻繁な通行はないと思われます。
おおっと境界標!
ここが普通の古道ではないことがよくわかります。
・・・読み取れませんでしたが・・・。
県として大事な文化遺産と考えていることがよくわかりますね。
そしてその奥は少しずつ現役の匂いがしてきました。