深坂峠 古の峠編
尾根が近づき最終盤の登りが始まります。
古の歌人が古い道に花を添えていますね。
遊歩道としてはよく整備された素晴らしい道です。
谷底を往きます。
そりゃ雨降ったらここを水が流れるでしょうねぇ。
この姿はきっと100年変わらずにあるんじゃなかろうか・・・。
人工物の一切ない道
もちろん道というの人工物ではありますがそこに一切の添加物はありません。
素材のおいしさそのままのシンプルイズベストな道ですね。
これ絶対路面が崩れたから上に橋架けたろ。
小さな沢筋にはなっているようですが・・・。
これはおそらく炭焼き小屋かな・・・?
古くから人が入っていた山には案外あるこの遺構。
時々とんでもないところにあってびっくりします。
空間的な広がりは空だけではなく、路面にもいえます。
看板というのはその道のポイントとなる場所に置かれるのですから。
深坂峠、着。
標高364m。
切りとおしの向こうは滋賀県です。
峠手前にはこんな立派な由来看板がありました。
平清盛だとか南北朝だとか歴史溢れる言葉が並んでいます。
まぁこれはご一読を(笑。
照葉樹広がる福井県側と対照的に杉林となる滋賀県側。
峠とはかつての国境。
世界の分かれ目。
雰囲気がガラッと変わります。
徒歩で県を越えるってなんかドキドキしますよね。
冒険的感覚なんでしょうか。
車ではもうあまり感じることもなくなった感覚。
やはり徒歩の探索はいいですね。
こういう気持ちを大切に出来ます。
自然を味わうにはこっちのほうがいいかもです。
なぜならここからは・・・・、
林道っぽいから
まぁ確かに深坂古道を踏襲してはいるんでしょうが、やはりがっかりです。
福井側が素晴らしいだけになぁ・・・。
林道扱いか・・・。
事実、轍ありますし・・・。
一般車両は入れないようですが、やはり林業関係者は入るんでしょうね。
シングルトラックは同業者の気もしますが・・・。
こっちの景色のほうが好きだなぁ・・・。
これ峠にバリケードも何もありませんが、もしこの調子で道が続くと思って突っ込むと確実にダイブします。
見えてる範囲から向こうは普通の登山道レベルの道ですから。
まぁ関係者しか来ないから平気なんでしょうが・・・。
まぁ福井側が手付かずなだけ良しとしましょう・・・。