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この道往けば act2

石川遠征第3弾 山田川橋梁 後編

2016.05.13 09:12

安全に廃橋を楽しめる山田川橋梁。

前編で半分まで到達しました。

半分まで来たらそこには橋脚がありますよね。

かなり厳つい印象です。

実はこのアングルけっこう好きです。

プレートガーダーの中を覗いてみると怪しい木片が!

これはもしや枕木の一部なんじゃないでしょうか。

端に穴あいてるし、その可能性は高いと思われます。

後半戦は灌木との戦い!

平均台状態ではつくづく恐ろしい木の枝ですが、この状況ならノーダメージ!

ありがたやありがたや。

木も必死だな。

しかしこれ大丈夫なのか。

まぁ順調に伸びてるから大丈夫なんだろうけど。

さて、対岸はもうすぐのはずなんですが、蔦のせいで分かりません。

逆に言うと蔦が迫っているから、対岸が近いとも言えますが。

振り返るとこんな感じ。

いかにも廃線という光景です。

これほど大規模な遺構はやはり珍しい。

ここはオブローダーにとって貴重な場所です。

山田川橋梁を渡り終えても、当然廃線跡は続きます。

これはちょっと歩きたい廃線。

軽く進んでみましょうか。

単線分の幅の空間が山中に伸びています。

それも非常に直線的に。

勾配のなさも相まって、廃線を歩いているという実感をものすごく感じます。

素晴らしい保存状態です。冬場は。

なんでこんなに藪が少ないのかと思ったら、バラストが残っていました。

線路でよく見る砂利ですね。

こいつはてきめんに藪を抑える効果があります。

日光が届かなければ植物の生育は抑えられますからね。

なんか見えるな。

まぁ実際山に向かうこの状況を見て、こっちにも突入するのを決めたのですが。

線形で何が出てくるか、だいたい予想付きます。

実はそれほど長くないこの区間。

振り返ればすぐ山田川橋梁が見えます。

ただ夏ならどれだけ時間かかるんだろう。

想像もしたくないな。

いい位置で倒木があるおかげで先が見通せません。

しかし隠し切れない威圧感。

この正面の山肌の向こうに行くためにはこの方法しかありません。

隧道確認!!

と同時に・・・、

探索終了・・・

つうかなんじゃこりゃ・・・。

大円山隧道(だいまるやまずいどう)

入り口付近で完全封鎖確認・・・。

延長は598mという闇を湛えています。

つうかホラー映画とかでトンネルを抜けると急に屋敷の中!みたいなシーンて外から見たらこんな感じなんでしょうかね。

何ともシュール。

これは恐らく奥は私用で利用しているのでしょう。

隧道内はワインセラーやキノコ栽培にはうってつけの環境。

意外と需要はあるのです。

ということはあまり近づくのは得策じゃないな・・・。

まぁまず中には誰もいないでしょうが、ここで踵を返すこととしましょう。

この遠征、まだまだ先は長いのです。


以上、山田川橋梁編