石川遠征第3弾 山田川橋梁 後編
安全に廃橋を楽しめる山田川橋梁。
前編で半分まで到達しました。
かなり厳つい印象です。
実はこのアングルけっこう好きです。
プレートガーダーの中を覗いてみると怪しい木片が!
これはもしや枕木の一部なんじゃないでしょうか。
端に穴あいてるし、その可能性は高いと思われます。
後半戦は灌木との戦い!
木も必死だな。
しかしこれ大丈夫なのか。
まぁ順調に伸びてるから大丈夫なんだろうけど。
さて、対岸はもうすぐのはずなんですが、蔦のせいで分かりません。
逆に言うと蔦が迫っているから、対岸が近いとも言えますが。
振り返るとこんな感じ。
いかにも廃線という光景です。
これほど大規模な遺構はやはり珍しい。
ここはオブローダーにとって貴重な場所です。
山田川橋梁を渡り終えても、当然廃線跡は続きます。
これはちょっと歩きたい廃線。
軽く進んでみましょうか。
単線分の幅の空間が山中に伸びています。
それも非常に直線的に。
勾配のなさも相まって、廃線を歩いているという実感をものすごく感じます。
素晴らしい保存状態です。冬場は。
なんでこんなに藪が少ないのかと思ったら、バラストが残っていました。
線路でよく見る砂利ですね。
こいつはてきめんに藪を抑える効果があります。
日光が届かなければ植物の生育は抑えられますからね。
なんか見えるな。
まぁ実際山に向かうこの状況を見て、こっちにも突入するのを決めたのですが。
線形で何が出てくるか、だいたい予想付きます。
実はそれほど長くないこの区間。
振り返ればすぐ山田川橋梁が見えます。
ただ夏ならどれだけ時間かかるんだろう。
想像もしたくないな。
いい位置で倒木があるおかげで先が見通せません。
しかし隠し切れない威圧感。
この正面の山肌の向こうに行くためにはこの方法しかありません。
隧道確認!!
と同時に・・・、
探索終了・・・
つうかなんじゃこりゃ・・・。
大円山隧道(だいまるやまずいどう)
入り口付近で完全封鎖確認・・・。
延長は598mという闇を湛えています。
つうかホラー映画とかでトンネルを抜けると急に屋敷の中!みたいなシーンて外から見たらこんな感じなんでしょうかね。
何ともシュール。
これは恐らく奥は私用で利用しているのでしょう。
隧道内はワインセラーやキノコ栽培にはうってつけの環境。
意外と需要はあるのです。
ということはあまり近づくのは得策じゃないな・・・。
まぁまず中には誰もいないでしょうが、ここで踵を返すこととしましょう。
この遠征、まだまだ先は長いのです。
以上、山田川橋梁編