富山遠征第3弾 栃折峠 後編
利賀村から旧八尾町にステージを移す栃折峠。
そこには広い車両転回場所が用意されていました。
これはこちらへ入らないようにするものなのか、あちらに入らないようにするものなのか。
どちらもあり得て困ります。
・・・どうもあちら側らしい・・・。
八尾町側も気は抜けないということか・・・。
むしろこっちの方が厄介だな!!
テンションの上がるヘアピンカーブでぐんぐん下っていきます。
片峠なので当たり前といえば当たり前ですが、やはり「利賀」というネームバリューは警戒に値します。
ここがおそらく栃折隧道八尾側へのアクセス道入口
雪が積もって分かりにくいですが、木の生え具合から道がある事がなんとなくわかります。
ここからこの隧道の目的を予想するなら、
冬季のための雪害対策隧道だったというのが僕の結論です。
尾根というのはどうしても雪害が多い場所。
とくに利賀や八尾のような豪雪地帯ではその被害は甚大です。
そこで中腹に隧道を掘れば最も危険な峠部分をパスできると考えるのはむしろ自然といえるでしょう。
雪国には雪国ならではの隧道があるのです。
つうか例年通りだったらどんなけ雪積もってたんだろう・・・。
ヘアピンカーブの途中から、はじき出されるように分岐しているのがよくわかります。
今日はどう頑張ってもこの先に行くのは難しいので、峠の行く末を確認するとしましょう。
下りを再開します。
撮影しながらの運転だと後続車に気を遣いますが、これだけ広ければ安心です。
どうぞお先に。
こういう所はたいてい土砂災害の跡だったりするんですが、雪で埋もれてて見えないので確定はできません。
しかしここはおにぎりが多いな。
撮影者に優しい路線です。
高度差を克服するにはこれが最も一般的な方法ですよね。
ループ橋なんて裏ワザ使わなきゃ、これが一番です。
これはつい最近新道ができた感じだなぁ。
旧道は・・・、
もうだめぽ・・・
安らかに眠れ。
成熟したらまた探索に来てやるから。
帰りに何本か立ち寄りましたが、どれも斜面にへばりついていて趣がありました。
つまりこの区間を端的に言い表すなら、
標高が高くなればなるほど厳つい九十九折れ区間
そう呼ぶこともできそうです。
道のレベルが違いすぎて一連性は感じにくいですが。
そしていよいよ合流地点。
国道472号、ここから重複区間の始まりです。
地図でも盲腸の様にこの先からひょろっと伸びる謎の道がありましたが、どうやらそれがこの道と繋がっていた様子。
作りかけで放置されてたのかな?
工事中の道をわざわざ地図に書くとも思いにくいですが・・・。
しかしこうなると旧道の八尾側入り口が気になるところ。
ちょっと覗きに行ってみましょう。
国道472号もなかなかえぐい道でしたけど??
471号ほどメジャーではありませんが、こいつも中堅を担うには十分な酷道といえそう。
離合のたびに神経すり減らしましたよ・・・。
そしてこちらも当然、通行止め・・・。
雪崩発生のおそれありってことは、夏場なら通れるってこと?
これは確認したいところだなぁ。