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この道往けば act2

旧北陸本線暗渠群 蟻地獄編

2016.03.22 08:11

暗渠探索の苦労するところは、地上からはそのもの自体は見えないということ。

つまりは地図読みが重要となってきます。

再びかなり南下してきました。

罠山谷暗渠でも言いましたが、この辺りは隧道多発地帯の為、暗渠が食い込む余地がないのです。

そこで少し地形が落ち着いた南側が暗渠チャンス。

現在地としては、年初に激戦を繰り広げた阿曽。

利椋峠や木ノ芽峠も近い秘境エリア。

この時点で気合が入ります。

まぁかなり入り口迷いましたよ。

とりあえず目印としてはこの林道っぽいとこかな。

ここに車を停めさせてもらいましょう。

まぁこの道も気になりますけどね。

どこ行くんだろう。

地図にも載っていない道でした。

見下ろす先には切れ目のような谷。

ここだと思うんだけどなぁ。

しかし降りたら上りにくそうな谷です。

ちょっと気が引けるな。

写真では見えませんが、結構大きな水音がしています。

そこに川があるのは確実。

じゃあ行くしかないよね。

突入に際して小道を発見。

たぶん杣道の一種と思われます。

登山道っぽくはないな。

なんにせよ、ありがたく使わせていただきます。

いよいよ川が見えてきました。

目視ができるとちょっと安心です。

しかしまだ結構高さはあるな。

折り返しのところで先来た道を見てみると、低い石垣の石が大分浮いていますね。

しかし石垣があるということはそれなりに歴史のある道なのか?

まぁなんにせよ、路肩に近づいてはいけません。

川に到達!

後は辿るだけ!

上流側。

異常なまでに滑らかな河床。

非常に特徴的です。

そして振り返れば・・・、

い る

その陰にいるのは分かってんだからな!!

今見に行ってやるよ!!

こわい

この傾斜に加えて川底が異常に滑る。

これ下まで行ったら上ってこれなくならないか。

我ながら情けない格好で腰を落としながら必死に壁にへばりつきます。

まじでなんなんだこの川底。

下手なウォータースライダーより滑るぞ。

そのまま暗渠の中にピットインは避けたいんだよ。

ギリギリ生存!!

逆にあそこに滑り込んだらマジで出れなくなりそうだな。

慎重に行こう・・・。

阿曽暗渠(あぞあんきょ)

これ、もとからあの大きさなのかな・・・?

実はこれが探索時の最大の謎でした。


埋没した形跡がないのです。

下は砂なのでありえないことはないでしょうが、普通砂が溜まれば丘のように蓄積します。

ここは真っ平。

どうなってんの??

これを撮ってる最中も、この流水のアリジゴクに落ちないよう細心の注意を払いました。

何気にここがこの暗渠群の中で一番危険な場所かもしれません。

出られなくなるという意味で

もし訪れる際は十分にご注意ください。

この異常に滑らかな河床・・・。

人工的にこうしてあるのだとしたらいつのものなんでしょう・・・。

コンクリには見えないので、もしかしたら明治の仕事?


そんなことに思いを馳せながら・・・、

次の穴へ!!