利椋峠 心手折る激藪編
2016.02.17 23:57
道潰える。
スタートから細々と続いた道は、唐突に、しかし見たところ完全に道は潰えていました。
けれども、軽トラがここに止まっているということは、運転手はこの藪の中に入って行ったということ。
少なくとも人の手が入っている藪ということになります。
・・・この季節なので恐らくは鉄砲持って・・・。
誤射しないでね・・・。
あ、でも登山道レベルの道がわきにありますね。
これを辿ればまだどうにかなりそう。
しかし基本に忠実にレベルを下げていくな・・・。
古道の基本は沢の遡上。
こいつについて登れば少なくとも鞍部には出られるのです。
お前がたよりだぞ・・・。
道は続いてる!
続いてるけど!!
いよいよヤバいか。
もうちょっともうちょっと持ってくれ・・・!!
足元に大分路肩と道が曖昧になった沢は続いています。
つうか雨降ったら絶対溢れてるだろこんなもん。
歩いてる場所自体が沢みたいなもんです。
貯水施設らしきものが現れました。
ここもかつては畑だったのでしょうか。
農業用水でたまに見られる類のものですね。
そして大概こういうのを過ぎると・・・、
絶望的激藪
真冬にこれかい。
やってくれるじゃないか。
いいだろう、その勝負受けてやる!
かかってきやがれ!!
藪は背丈を超え、容赦なく体中に絡みついてきます。
この時の僕の装備はリュックに軍手、シャベルとしても使えるナイフ、飲料、着替え、防寒具、万が一の際の非常食。
・・・鉈か鎌を用意すべきだったか・・・。
進行速度低下が著しい
数メートル進むのに5分かかるという場所も少なくありません。
蔦の中に灌木や茨が混じってるんだよ。
容赦なく突き刺してくるこいつらが厄介すぎる!
脱出だ!
素直に辿っても遺構などは残っていないと判断。
いったん左側斜面に上って、上から道の様子を窺いながら進行します。
しかしこの斜面も結構な傾斜です。
気を付けなければ。
この杣道を使わせてもらいましょう。
谷筋を眼下に見ながらのトラバースなので、道筋を見失うこともないでしょう。
進行速度改善!!