三重遠征第2弾 下相川橋
先ほど探索した松崎橋は、変態ではありますがまだ紳士の顔を見せてくれていました。
しかし今回ご紹介するのは真正の変態。
探索には十分ご注意ください。
それでは、レポスタート!
街だねぇ・・・。
やはり、街で橋の探索をしているとどことなく感じるアウェイ感が堪りません。
この辺りはもともと久居市(現津市)で働いていたこともある僕として見慣れた地。
しかしやはりこの橋は知りませんでした。
これが今回探索する橋がある道です。
ここでは商業施設の間に挟まれた私道みたいになってますね。
住宅街の路地に紛れ込んでいますが、奥の明るさに川の気配を感じます。
こういう気配は山中でも市中でも同じです。
出たな!!
この狭さ、明らかに歩行者用。
車の通行は想定していません。
看板がだいぶお疲れ切っておりまする・・・。
何はともあれ、現在は完全に使われていないご様子。
つまりは廃橋ということになります。
下相川橋(しもあいかわばし)
橋の銘板から判明したお名前です。
さぁこの橋の変態さ、あなたにはわかるでしょうか?
気付く人ならもう気づく。
この橋の変態性は横から見ればよくわかるのです。
もうちょっと離れてみましょうか。
木製橋梁!!
松崎橋とは違い桁も木製。
これは信用度が段違いです。
低いほうで。
今回はちゃんとしたから眺められそうです。
じっくり舐め回してやりましょう。
しかし桁も木ってのは強烈です。
ここはガーダー橋にとって橋本体といっても過言ではない部分。
そこが木製なわけですから。
端だけでなく真ん中も木。
ちゃんと木ですよ。
びっくりですよね。
桁の上も木。
部材的には床版下部とでも言えばいいのでしょうか。
整然と並んでいて綺麗ですよね。
下から見れば人道用ならまだ行けそうな雰囲気。
破綻はなさそうには見えますね。
しかし気になるのは手すりの固定。
これどうなってんだ?
これはちょっと怖い
内側の固定が腐ったら、クルンていきますよ。
というかすでに固定部は腐っているような・・・。
よっこらしょっと。
明らかに人が通れる分だけ破壊されたバリケードを突破します。
これって結構日常的に使ってる人いるんじゃないの・・・?
僕はもう木の上にいる・・・
ドキドキするな。
やっぱ大丈夫じゃなかったらしい。
穴空いてますがな。
というかよくよく考えれば、木の上にアスファルト敷いて大丈夫なの?
あれ熱いんじゃないの?
こっちもぶち壊されてるもんなぁ。
通ってるよなぁ。
やっぱり変態だった下相川橋。
海側から見る姿はちょっとレアかも。
しかしこの姿を今見ることはもうできません。
この橋も撤去の憂き目にあってしまいました。
まぁこの住宅街の中なので当然と言えば当然ですが。
しかし素敵な橋がどんどん無くなっていくなぁ。
寂しいなぁ。
以上、下相川橋編