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この道往けば act2

堀越峠 タイムスリップ編

2016.01.08 06:24

よりにもよって僕が過去乗った車の中で、最も大きな車セレナちゃんで堀越峠を攻めているわけですが、実は僕は過去2度にわたってこの峠にチャレンジしています。

1度目は10年前、初代キューブくん。

2度目は5年前、2代目てぃーだくん。


1度目は京都側で林道工事をしていてあえなく敗戦、それでも峠は越せました。

2度目は無事に通過できています。

しかしそれはコンパクトカーでの話。

セレナちゃんがあそこを通れるか

それが今回の勝負の鍵となります。

もともと現道でかなり標高を稼いできているので、すでにかなり高い場所まで来ています。

しかしこの峠、展望はほぼ0。

景色は期待できません(笑。

錆まくった「山火事注意」

これはもしや現役のころからあったものなのか。

あったとしても不思議じゃありませんが・・・。

そして常に路肩注意

ガードレールは序盤で消え失せました。

もはやここに空と道を遮るものはありません。

ここは旧道、落石なんて当たり前に落ちています。

5分に1回のペースで落石や倒木をどかしに車から降りねばなりません。

これも旧道、林道探索には付き物ですね。

こいつが案外重かった・・・。

しかしこれで通れます。

自然石って見た目以上に重いやつがたまにいますよね。

やっぱり鉱物の比重って、馬鹿にできないもんがあります。

石垣の法面!!

ここでは本当にタイムスリップしたかのような感覚に陥りました。

整然と並び、化もそれが当然であるかのように存在する石垣たち。

本当に時の流れが止まったかのようです。

足元ももちろん石垣が固めています。

石垣天国やなぁ。

堪らんなぁ。

ここ幸せだなぁ。

ただね。

知ってました?

セレナって四駆じゃないんですよ。


時々ものすごいハンドルとられる!

基本楽しんでばかりもいられない!

やっぱりバイクかチャリ向けの道だよなぁ・・・。

完全に印刷の消えた標識・・・。

恐らく落石注意だったんだろうと思われます。

これが残っているということに意義を感じますね。

この辺りは植林地になっているので、まさに林道としての使われ方がされていることがわかります。

そういう意味で、この旧道は現役です。

こういう生きながらえ方をしている道は非常に珍しい。

何せ未舗装のまま、保存されているかのように残っているんですから。

林業に携わる人たちは普通にこういう斜面を下りていきますよね・・・。

いやホント凄いわ。

僕なら転がる自信がある・・・。

やんわり逝ってるしなぁ・・・。

路肩注意ですよ、ほんと。

軽トラじゃないんで・・・。

車体重量1620kgあるんで・・・。

左も逝ってるなぁ。

しかし最低限通れるようになっています。


個人的には未舗装路では崖側よりも山側が崩れてる方が怖い。

崖側なら山側によればこするだけで済みますが、山側が崩れると崖側によらなくてはなりません。

崖側によって路肩がもし崩れたら・・・。

そんな悪い予感がしてしまいます。

この道はこの絶妙な荒れ具合が評価されて、他の旧道とは異なる別の生きる道を見つけています。

なんとこの道、

ラリーコースとして国内ラリーコースとなっているのです!!

JAF公認の「若狭ラリー」のコースとして、過去にちゃんと働いています。

こういう生き延び方してる道って他にあるのかな・・・?

ラリーが無いときはこのように一般車の通行も可能です。

倒木を自分でどかす気があるのなら。

こいつは何度押しても戻ってくる厄介な奴でした・・・。

倒木をどかした後、落ちてた石で押さえるという荒業を使用。

早く通らないと反発力で石を伴って戻ってくる可能性があります。

写真撮ってる場合じゃない!!

1970年代にタイムスリップした道は、落石や倒木をはさみながら続いていきます。

うん、まだ行けそうだ!!