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この道往けば act2

市道奥麻生線

2016.01.05 06:13

新年明けましておめでとうございます!

今年もレポを書く前に2つほど探索をしてきました。

そこで、新年早々死にかけるという素晴らしい体験をいたしました。

そのレポはまたいずれ・・・。


当ブログでは探索順に公開するという自分ルールを作っています。

じゃないと面白いやつばっかり先にやって、時間かかるネタやいまいち自信のないネタはお蔵入りになりそうなので。

しかしそれでは未知の魅力を広く発信するというこのブログの意味が無い!

成功も失敗も漏れなく公開いたします!


さて、言い訳も済んだので(笑)、新年一発目からいきましょうか。

超ローカルネタを!

レポスタート!

ここは国道8号新道野越区間。

ちょうど登坂車線が出てきて、本格的な登り区間に突入してきたところです。

そこで左に出てくるのが今回の道。

細い道に入るとそこは林道のような雰囲気。

まぁ軽トラがそう見せている可能性も否定できませんが・・・。

よく手入れされた植林地を抜けていきます。

この道は敦賀市内でもかなりの奥地へ入っていく道の一つ。

この集落の人にとってはまさに生命線です。

集落の入り口には古来からの仕来りに則った六地蔵がおられました。

六地蔵は六道思想に基づいたもので、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の六道それぞれをそれぞれの地蔵が救うとされたものです。

集落の出入り口に設置されているというのは、そこで亡くなった方が出ていくときに輪廻先を守ってほしいという願いが込められているのでしょう。

しかしこういう趣味をしていると六道と言う言葉にも反応してしまいます。

奥麻生川(おくあそうがわ)の形作る谷に沿って道は続きます。

笙ノ川の支流であるこの川は本流の次に奥地へ至る支流です。

川の遡上も面白そうなんだけどなぁ。

体力がなぁ。

建物が見えてきました。

いよいよ集落に突入したようです。

いいねぇ!

この風景好きです。

初夏なら蛍が凄そうな風景。

夏にまた来たいなぁ。

そしてここバス路線だったりします。

上の道をバスが走ってるってなかなか怖い状況ですが。

そしてこしゃっと集落名が出ていますね。

奥麻生(おくあそう)

このレポのスタート地点は「麻生口」なので、まさに奥ですね。

常住集落である奥麻生。

ちゃんと人いますよ。

個人的には池河内と並ぶ秘境エリアだとは思ってますが。

正確にはこの先が、ですが。

スギ林の中に石垣がありました。

これは集落跡なのか、それとも土の流出止めなのか、集落跡なら昔はかなり大きな集落だったってことなんでしょうけど。

そして僕が気になっていた道はこちら。

さすがの専用林道ですね。

この道は三方ヶ岳方面に向かい、そのまま集福寺周辺に抜けるように地図上では記載されています。

途中は徒歩道ですが・・・。

戻る途中には神社がありました。

日吉神社(ひよしじんじゃ)と言う名前でケヤキの大樹が有名なようです。

たしかにやばいのが一本あるな。

これは素晴らしい。

けっこうこういう大樹も好きなんですよね。

探索の際に見つけたら、今後もピックアップしていこうかな。

こちらが今回の探索区間。

周囲の何もなさがよくわかると思います。

そして地図をよく見てみると・・・、

この道が見えてくるんですよねぇ。

これがもしかしたら古代の新道野越だった可能性は否定できません。

もちろん深坂峠もあるので、枝街道の可能性はありますが、県境にある三方ヶ岳はかつて賤ヶ岳の戦いで激戦の舞台となった場所でもあります。

いつかこの道も歩いてみたいなぁ。


以上、市道奥麻生線編