第2次岐阜遠征第1弾 冠山峠 峠密集地帯編
前回かずら橋を紹介した時点で勘のいい方は気づいたかもしれません。
今回の探索一番の狙いを。
福井県で道の趣味をしている以上、この峠は無視できははずがありません。
冠山峠(かんむりやまとうげ)
満を持してレポスタート!
かずら橋から時間は少し巻き戻されます。
ここは池田町中心部、狭い平野部でこの町唯一の国道同士の交差点が存在します。
唯一とは言っても正確には2つか。
微妙に重複しているので、交差点自体は2つあります。
国道417号を直進する場合は、左に行ってすぐ右が正解です。
この業界では有名な青看板。
国道の行先が林道
まぁ福井から岐阜に入るなら、油坂がおすすめですよね。
さぁここからはもう林道まで1本道。
エスケープルート無き一人旅のスタートです。
初めてここに挑戦すると決めたとき、かなり緊張したのを覚えています。
かの温見峠と同種の本気度が窺い知れます。
ただひたすら真っ直ぐに。
一切の躊躇なく山へ突入していきます。
僅かな平野を惜しむ気もなく、欲するかのごとく山へ向かう国道。
いや、いいね。
常安橋(つねやすばし)を越えます。
しかし右に旧道っぽいのあるなぁ。
地図を見ると別の道にも見えますが・・・。
旧橋の痕跡はパッと見は見つかりませんでした。
ここで比較的大きな交差点が。
しかしこの先も町道ではなく、割谷川(わりたにがわ)を遡上するピストン林道です。
どこかへ行けるわけではありません。
その先にはかずら橋のこの光景が。
ここでやっと時系列が追いつきます。
そしてここから先は冬季通行止め区間。
そう、いよいよ始まります。
山の世界へ!!
時折センターラインが出たり消えたりしてますが、ここはまだ国道。
立派なもんです。
この辺りは志津原(しづがはら)と呼ばれる地区。
南は今回攻略する冠山峠、東は大野市との市境に巣原峠(すはらとうげ・レポ未)や熊河峠(くまのことうげ・レポ未)といったガチ登山物件、西に行けばが控える国道476号の分断峠である段ヶ岳峠(だんがだけとうげ・レポ未)が控える県内有数の峠密集エリアです。
何が起きてもおかしくはありません。
あくまで山間の国道の顔を崩さない国道417号。
しかしここはもう冬季通行止め区間、公開日である11月末には既に一般車が通行することはできない場所にあります。
ところどころで工事をしています。
これは恐らく国道を趣味とするものの中では一時話題をさらったあの工事の関係でしょう。
冠山峠道路
冠山峠直下にトンネルをぶち抜いて、福井と岐阜の交通不便を解消しようというこの計画。
現在冠山峠直下を貫通する冠山峠2号トンネル(仮称)の工事の真っ最中です。
ここまでの道が比較的高規格だったのもこの工事の影響でしょう。
分断されている国道の端点はたいてい寂しいもんなんですから。
おにぎりは傾きかけていますが、道は立派。
スノーシェッド完備で今後年間通しての通行を見越していることがわかります。
ちなみに供用開始予定は2025年です。
あと10年・・・。
谷を一跨ぎにする巨大な橋。
これはこの道の岐阜側を思い出す光景です。
やはり一連の道なんですね。
あの奥にあるのは旧道・・・?
やっぱそうなんだろうなぁ。
現道が冠山峠道路に由来するものならあってしかるべきです。
ここの旧道群はいずれじっくり。
入口発見!
ネタ収集が捗るぜ!
ここは来年春以降だな。
そうこうしているうちに始まったっぽい・・・。
続