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この道往けば act2

第3次三重遠征第4弾 仁柿峠 不安駆りたてる幕開け編

2015.09.09 07:39

三重県の国道峠

三重県は西部を紀伊山地に属す山々が鎮座し、伊勢参りの為の道も多く、峠の多い土地柄です。

街道に端を発す国道は当然、峠が多く残っています。

鈴鹿峠
石榑峠

鞍掛峠

武平峠

県境の国道峠は大概北の方に多く存在します。

南の方は山深すぎて、国道通す隙間もないのが紀伊山地。

まぁ国道425号なんて例外もありますが。

そんな中にも県内で市境峠として、残っているものは多くあります。


矢ノ川峠(やのことうげ・レポ未)
荷坂峠

青山峠

桜峠


この辺りは現役国道の市境峠として、まだまだ頑張っています。

まぁトンネル峠となり旧道化しているところもありますが。

今回紹介するのはそんな現役国道市境峠の一つ。

国道368号2大難所の一つ。

仁柿峠(にがきとうげ)

レポスタート!

ここは国道368号と国道166号の重複区間。

そして中央の青看板がその重複の離脱地点です。

ちなみに重複開始地点は・・・、

桜峠の麓のここ。

左から来る国道166号に国道368号が相乗りする形ですね。

そしてこの看板には結構珍しいものが書かれています。

目的地に峠!

上2つ「津・松阪」が国道166号の行先なら、下の峠は国道368号の行先。

もうちょっと他に合っただろ・・・。

伊賀市とか名張市とか・・・、それに一瞬だけど奈良県にも入るんだぞ!

それか峠を目的地にすることでこの先への通行を抑制しようとしてるとか・・・?

いろいろ勘ぐってしまいますね。

さて、重複区間に別れを告げる交差点にやってきました。

国道166号は直進し、国道368号は左折します。

いきなりですか!!

なかなか期待させてくれるな。

スタートからの注意喚起はなかなかの大物の予感だぞ!

それもまた結構な頻度で現れるんだ、この大型車通行止め。

横におにぎりがあるのは高ポイントです!

かなり事細かに書かれている通行止め。

これはかなりガチな奴です。

ここから先は完全自己責任。

楽しくなってきたぞ!!

しつこいまでに繰り返される注意喚起。

ここまでしつこいということは過去にあったんでしょうね。

無茶やらかした奴。

石榑峠もしつこかったもんなぁ・・・。

いくら大きめとはいえセレナちゃんが行けないことはなさそうですので、このまま突っ込みます。

道はまだまだ田舎の国道の顔を崩していません。

注意喚起林立区間を抜けても、道はしばらくはセンターラインを有しています。

この辺りの集落名は仁柿(にがき)。

峠の名前の由来となった地名です。

時折センターラインが消えますが・・・、

またすぐ復活。

先行き不安な酷道の典型です。

相変わらずセンターラインはありますが、少しずつ山の気配が強まってきました。

ここから先は奈良県まで山ばっかりです。

てかこの道、ほぼ全線山ばっかですが。

遠くに仁柿小学校が見えました。

恐らくあちらの道が旧道。

今走っているのは新道の関係でしょう。


仁柿集落には上下があります。

福井県道35号編でも触れましたが、「上○○」は奥地側、「下○○」は麓側の集落ということになります。


そしてここはもう上仁柿。

松阪側最終集落突入です。

奥に山が連なる山地を象徴するような光景.

あそこに挑む道がまさに「前途多難」に見えます。

紀伊山地の辺縁ではこのような光景をよく見ることができます。

あ、なんかもう駄目っぽい。

これまでどうにか取り繕ってきたメッキが剥がれおちそうな気配。

この奥は旧道というよりむしろ新道、つまり未成道っぽいのも堪りません。

思い当たる節はありますが・・・。

ここで再び大型車通行止めの看板が。

ここからいよいよ・・・、

仁柿峠が本気を出す!!