第3次三重遠征第3弾 茶倉橋
前回、桜峠から続く国道368号の旅。
今回はちょっとスピンオフをご紹介します。
桜橋の先の交差点を右折し、国道166号との重複に入るとすぐ右手に道の駅が現れます。
今回紹介するのは道の駅・・・、ではありません。
これは道の駅の入り口に置かれている、まぁアウトドア施設ではよく見る看板です。
注目は看板中央の右寄り・・・。
道の駅の隣に描かれているもの。
これは行くしかあるまい!!
ここが道の駅「茶倉駅」。
道の駅と言いつつもあまり駅を名乗らない場所が多い中、あえて駅と名乗る傾奇者。
ここで茶そばを食べて休憩してから、本番へ挑みました。
国道とは反対側には長い階段がありました。
よかろう、オブローダーの足腰、見せつけてくれる!!
多少の後悔とこれからの期待を胸に階段を上りきった先には再び下り階段が。
これ迂回できなかったのか?
これくらいの丘どうとでもできるような気が・・・。
吊り橋が向かう先はリバーサイド茶倉という宿泊型レジャー施設だそうです。
残り200mは延々下り坂です。
いかにもな遊歩道。
観光地ではよく見られる光景です。
ここまでくればあとは出現を待つばかり。
下りつめた先にはまた階段がありました。
ここからはさらに下るようです。
!!!!
急に来たな!
これはかなり巨大な吊り橋です。
しかし反対側に主塔が見えますが、こちら側の主塔が見えません。
これは不思議な状態です。
このアングルで主塔が写らないということ。
ということは考えられるのは1つしかありません。
僕は今、主塔の上にいる。
主塔の上にメインケーブルが架かるのが、一般的な吊り橋の主構造。
それをこんな間近で見られることなんてそうそうありません。
その気になればメインケーブルを伝って対岸にまで行けそうな距離です。
絶対やりませんが。
茶倉橋(ちゃくらばし)
螺旋階段も当然橋の一部、だってこれないと橋渡れないんですもの。
主塔への螺旋階段手前に、お名前が書かれていました。
このパターンは主塔と道がセットになっていないとあり得ないので、相当レアと言えます。
というか、まだここでしか見たことがありません。
先ほどのメインケーブルを繋ぐアンカーは、崖の岩壁にがっちり固定されていました。
しかし思ったよりケーブル細いな。
まぁ言っても徒歩用ですからね。
しかし主塔とケーブルの関係を観察するのに、これ以上適した橋は無いんじゃないかというくらいよくわかります。
これは勉強になるなぁ。
主塔に架かる一番太いラインがメインケーブル、メインケーブルが鉛直に伸びているのがアンカーケーブル、主塔から3本伸びているのは、斜張橋のような補助ケーブルでしょうか。
なかなか見ていて面白いです。
そしてついにここにたどり着きました。
・・・寄り道が過ぎただけだけど・・・。
やっぱり長いな!
橋長91mは伊達ではありません。
吊り橋という種類の橋は長大橋に向いているのです。
なんにせよ徒歩用吊り橋は大好物です。
その規模にかかわらずテンションあがる!
丁度橋の中央あたりまで来ました。
メインケーブルの撓みが最も下に来ている部分が主径間中心なので、吊り橋はどのあたりを歩いているかがわかりやすいです。
渓谷と呼んで差し支えない姿を見せる櫛田川(くしだがわ)。
水面からの高さは25mもあり、かなり高いところを通っています。
高所恐怖症の人は完全にアウトな高さでしょう。
さて、対岸にたどり着きました。
両岸で標高差があるので、こちらは逆に主塔を降りる構造になっていますね。
主塔の下はこうなってるのか!!
地震などで主塔が揺れても、耐えるのではなく逆に動いて逃がす構造。
しかしこんなでかい鉄の塊をこの部位だけで支えてると思うと恐ろしくもありますが。
1997年竣工か。
見た目通りの年齢ですね。
しかし蔦がいい味出してるなぁ。
こっちからの景色が好きだ
山にめり込むような吊り橋。
こういう景色もあまり見れません。
どうしてもここに吊り橋架けたかったんだなぁ。
ちなみに僕、今の嫁と結婚する前にここでデートした記憶があります。
若かったなぁ、あの頃は。
吊り橋効果はあったのか・・・?
まぁ一応結婚しているのであったということにしておきましょう。
思いのほか揺れるしね。
この吊り橋。
国道368号からの遠景
やはりこの姿には惹かれますよね。
道に興味が無くても、これは渡ってみたいはず!
道の駅からちょっと息を切らせばたどり着けるので、ぜひデートにお使いください(笑。
以上、茶倉橋編