第3次三重遠征第1弾 女鬼隧道 後編
なんとも凄まじい状況ながら、それでも廃美を兼ね備えた女鬼隧道北口。
これに対応する南口、どんな状況になっているのか楽しみです。
目指す場所はもう右に見えています。
しかし隙間だらけ。
バイクなどの2輪車なら余裕で奥に侵入できそうです。
まぁ北口に比べて命の危険は少なそうですが。
はいるな
子ども向けのかわいらしいポップ体の文字がなぜか不気味に感じました。
どこにとも、だれへ、とも書かれていない注意看板。
なぜならそんなこと言わずともわかるから。
なにより不気味に感じた理由。
それはこの先にあるものと無関係ではないのかもしれません。
あの黒が怖い
半開きはやめろって!!
こういうのに恐怖を感じるのは日本人特有なんでしょうかね?
むしろあの隙間から何が出てきたんだよ!
あの中にはもう闇しかないだろ!!
梅雨時期も相まって新緑から濃い緑に移る山と苔、そこに岩と闇の黒のコントラスト。
大変美しい。
落書きに関してはノーコメントで。
アーチ環は意匠ですね。
昭和9年竣工、平成8年廃止。
延長103m、扁額の文字は当時の三重県知事によるものだそうです。
しかし昭和9年か、思ったより古かったな・・・。
苔具合は確かにそんな感じかも・・・。
でも取り敢えずこの前に立ったら、やっぱり入らなきゃだめ・・・?
もちろん崩壊してるとかは嫌ですが。
しかしコンクリート製の崩壊の心配のない隧道に入るのに、鍵付きの扉をくぐるのは嫌だ。
中に居るときに扉締められて、鍵されたら?
この落書きを見てると、そんなことやりかねない人達がここに来るってことがわかります。
しかしこのままおめおめ引き下がるのも・・・。
まぁ結局、入っちゃったわけなんですが。
このあと、僕は洞内で奥に歩きながら2,3枚撮影した記憶があるんですが、なぜか確認できたのはこれ1枚でした。
そしてさらに奥に進もうとしたとき、背後で「カチャン」と金属音が響いたのを覚えています。
これで僕の精神のバランスは完全に崩れました。
逃げ帰るように洞内を脱出し、すぐにセレナちゃんに乗り込みました。
なので、この写真のあと、撮影はしておりません。
まぁ僕は基本的に霊的なものは信じません。
しかし世の中で一番怖いものは人間です。
こういう方が怖いんだよ・・・。
入れる穴には入っちゃう・・・。
でもそれは必ずしも幸せなことではないということがわかりました。
ここはこうやって外から眺めてた方が幸せだったかもなぁ・・・。
以上、女鬼隧道編
完