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この道往けば act2

岐阜遠征第1弾 中里ダムの謎の道

2015.05.19 09:22

三重県道107号探索で見つけたこの道。

気になりますよね。

ガードレールで完全封鎖という時点で廃道というのは確定です。

今回はこいつに潜りこんでみようというわけです。


正直素性もよくわかっていないので速攻行きましょう。

レポスタート!

ここで一つお断りが・・・。

岐阜遠征とは言ってますが、実はここ。

まだ三重県です(汗。

日本一の堤体面積を誇る中里ダムはいわゆるアースダムと呼ばれるダムです。

その堤体に挑むひょろひょろとした道。

なんとなく素性は分かりますが、ここは行かないといかんでしょう!

三重県側、何の変哲もないカーブの外側に現れる廃道は悪目立ちしまくりです。

気になって仕方ありません。

真正面から。

合流部分がめちゃくちゃ広い。

これは工事用車両などの出入りを想定したものでしょう。

この道の素性が推理できそうですね。

やっぱりこちらの道でしたか。

堤体に続くんだからそりゃそうか。

しかし三重では管理所までガードレールにシールスタイルで行くのね。

跨いじゃった。

もうあとは行くしかないよね。

道を横断する側溝に蓋がされてないのが、もはやこの道の運命を物語っています。

漏れなく脱輪しちゃうよ。

これだけ堂々と「通ってはいけません」と言われるのは初めてかも知れない・・・。

悪さしないのでちょっとだけ・・・。


そしてやはりこの道の素性はダムの管理道のようですね。

警察署の連名がにらみを利かせています。

大きく右カーブする道にはもはや現役の雰囲気はありません。

鮮やかな新緑が廃道に色を添えていますね。

廃止後それほどの年月は立っていなさそうな道。

見たところ5年以内かと思われます。

周りからアスファルト上に土砂の流入は少なそうなので、もう少し長い可能性もありますが。

夏場でもアスファルトが隠れることはなさそうです。

小さな峠を越えて道は続きます。

この丘はおそらく中里ダムを形成する外輪山の一つなのでしょう。

つまりここから先は一方的に下りに転じます。

なんか現役っぽい施設が見えてきた!!

あの塔・・・、見覚えがある・・・。

docomoの電波塔か。

なるほど、もしやそれがあるからここまでの道が比較的良かったのか?

ダム沿いの尾根は確かに電波がよく飛びそうです。


さぁ先に進むか。

ん?


ぶぅぅぅぅうううん!
ぶぅぅぅぅぅうううううん!!


この音は・・・、過去にも何度か聞いたことがある・・・。

スズメバチの警戒音!!


頭上を見上げれば小指の先ほどもありそうな蜂が飛びまわっとる!!

これはアカン!!

退却!退却!!


蜂による撤退は初めての経験でしたが、あんなに恐ろしいもんだとは・・・。

車まで逃げ帰るのに生きた心地がしませんでした。

一人で探索してるとこれが怖いんだよね・・・。


しかしここはまた来なければなりません。

春先は怖いから冬に来ようかな・・・。


以上、中里ダムの謎の道