大味潮騒トンネル旧道 中編
2015.03.06 09:02
いよいよ廃道としてその真の姿を見せ始めました。
まぁ道として本格的な崩壊はまだ始まっていないようです。
落石は思ったより少ないですが、直撃したら痛いじゃすまない大きさのものは落ちています。
しかし全体的には少ないですね。
地質が安定しているんでしょうかね?
そしてここで微妙に幅員が狭くなっています。
それを示す喚起板も今や蔦に飲み込まれていますが・・・。
新しい擁壁の上に、明らかに古い石垣がありました。
この辺りは比較的断崖がマシなので、古くから道があった可能性はあります。
それでも明治期くらいでしょうが・・・。
道はいよいよ廃道らしくなってきました。
しかし舗装は安定しているので、それほどヤバい感じはしません。
気を付けるべきは落石くらいか・・・
まだまだ現役で行けそうな道
確かに真新しいトンネルとは比べるまでもありませんが、もっと直さにゃならんとこあると思うんですが。
自治体によって整備の差が顕著ですね。
振り返り見た旧道。
非常に美しい光景です。
白飛びもご愛嬌ということで・・・。
しかし夏には地獄絵図になりそうだな・・・
ここが観光道路であった証明が残っていました。
越前海岸はやはり、日本海側でも代表的な景勝地。
今となっては整備するものもなく真っ白です。
山側が切り立ち始め、落石防止ネットが張られだしました。
しかしそのおかげで落石の恐怖は比較的抑えられましたね。
そろそろカーブを曲がるたびに終わりが見えてくるんじゃないかという期待が膨らみます。
あと一歩の所で緑の浸食を食い止めている舗装。
落石の少なさがそうさせているのでしょう。
ネットが破けているところでは進行が進んでいます。
ここがドバッといった時がこの道の最期かもしれない・・・。
その時はまだまだかもしれませんし、もしかしたら今かも知れません。
夏場は蔦の海であろう区間の先に何か見えてきました。
そろそろこの旧道も終わりか・・・。