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この道往けば act2

大味潮騒トンネル旧道 前編

2015.03.03 10:03

国道305号と言えば越前海岸隧道群

開通直後に作られた隧道たちが、近年の土木技術の発達によりその役目を終え、廃隧道化したものが有名です。


ここもある意味その仲間ではありますが、歴史的には浅く、真の仲間となるにはまだもう少し熟成が必要でしょう。

しかしそれはそれ。

廃道かした道があるのなら、そこに突っ込むのはオブローダーとして自然なことでしょう。


なぜそこに入るのか?

そこに道があったからだ!!

いざ、レポスタート!

福井市(ふくいし)

とは言ってもここは平成の大合併で編入された地区です。

旧村域は合併当時、福井県下最小面積、最少人口の自治体でした。


丹生郡越廼村(にゅうぐんこしのむら)

2006年に合併される前の越廼村は、最も海岸線から離れた地点でも4km未満という海と密着した村でした。

福井県の花スイセンの栽培が盛んな、ある意味「THE福井県の村」ともいうべき村です。

そしてこちらがこの道を旧道に追いやった張本人。

大味潮騒トンネル(おおみしおさいトンネル)

1999年竣工、まさに世紀末的な名前を付けられています。

潮騒・・・いります?

しゃりおくんの横にある封鎖された道。

これこそが今回の目的の道。

しかし脇は甘い。

危険禁止じゃ僕は止まりませんぜ!!

拍子抜けするほど普通の道。

まだまだ現役で行けそうですね。

ああ、正面来たらわかった。

左のこいつの影響だな・・・。

また水関係か・・・。

この手の探索ではこの手の処理施設にしょっちゅう会います。

ウツロギ峠しかり、国道8号旧道しかり、福井県道235号しかり。

まぁそういう立地が多いってことでしょうが。


しかしこの手の施設には共通の特徴があります。

それはこの施設を過ぎれば・・・。

廃道スタートってことなんですよ。

県道235号は別ですが・・・。

舞台は冬の越前海岸。

今は平和ですが、シチュエーションとして、いつこの海が僕に牙をむくとも限りません。

油断だけはしてはなりません・・・。

ここに戦いを挑むんだから

さぁどうなるか・・・。

良い切り通し!!

こいつはざっくり行ってます!

かっこいいな・・・。

首なしカーブミラー・・・

ここが廃道だってことを思い出したよ・・・。

この目立つ岩の名前は「佐武(さたけ)」というようです。

もしかしたら単純な切り通しではなく、もともとここには鞍部のような感じで切り込みが入っていて、そこを広げたのかもしれません。

古来から名前がついてるってことは、そういうパターンもありそうですね。


しかし観光地のような道。

やはり熟成度が低すぎたかな・・・。

なんて思っていたら・・・、

さぁ荒れてきた!!

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