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この道往けば act2

三重遠征第5弾 倉歴越

2015.01.27 10:28

実は今回の遠征で僕は行っちゃったんです。

人生で2回目となる場所。

クラブへ!!


ああっ!

待って帰らないで!!

違うんです!

僕が行ったのは列記とした峠。

三重、滋賀県境に位置する国境の峠です。


倉歴越(くらぶごえ)

そこ!

親父くさいギャグ言うなとか言わない!!

文句言われる前に・・・、

レポスタート!

ここがレポのスタート地点。

僕が行くべき道は、ここを右折します。

三重県道4号草津伊賀線(くさついがせん)

変態の多い三重県主要地方道の中では常識人です。

まずは地図をご覧ください。


現在地も県道。

三重県道50号伊賀信楽線

(いがしがらきせん・レポ未)

加太越編の最後で登場したあの道です。

この道をこのまま進んでも滋賀県には入れますが、四日市に戻らなければならない身としてはこの辺で勘弁してやるぜ・・・。

本当に峠があるんだろうなって快走路。

だから言ったでしょ、優等生なんですよ。

この道は。


あ、ちなみに上に写ってるのは僕の指。

後ろから車きて焦ったらこうなりました(汗。

スタート地点から続くストレートは急カーブによって終焉を迎えました。

そしてさっきより指はみ出てるやないか。

どんなけ焦ってたんでしょうね(汗。

このカーブを抜ければ、そこはもう滋賀県となります。

つまり、目指す場所はもうすぐそこ。

倉歴越、着。

標高は250m程度、この辺りでは低い部類の峠です。

別名の多い峠でもあり、「油日峠(あぶらびとうげ)」「倉歴峠(くらふとうげ)」「予土越(よどのごえ)」とも呼ばれます。

読み方としても当ブログでは「くらぶ」としていますが、「くらふ」や「くらべ」というものまで、かなり幅広く呼ばれています。

つうか「歴」が「れき」以外で読まれることって相当レアケースだよね・・・。

ここから先は滋賀県となります。

甲賀市(こうかし)

伊賀市に良く来る関係で甲賀市にもよく来てますね。

忍者の関係者ではありませんので、悪しからず・・・。

幹線らしい穏やかで広い鞍部を越えると、緩やかに下っていきます。

ホント、優等生だなこの道。

しかし実はこの道。

古くは平安時代から名前の残る歴史ある峠なのです。


もともとは東海道の峠として知られ、後任は今も国道1号の通る鈴鹿峠です。

倉歴道(くらぶみち)という名前も残り、三重県側には倉部川(くらぶがわ)という関係の疑える川もあります。

ちなみに旧道もあり、そこにはJR関西本線に倉歴踏切という踏切もあります。

道は姿以上に深いものがあるのです。

全体を通して勾配を感じない非常に穏やかな峠。

地元の人も峠と意識して使っている人は少ないんじゃないかと思います。

標高こそこちらの方が高いですが、関峠の方がまだ峠らしくしていますね。

馬坂峠並みか?

並走している鉄道はJR関西本線でありません。

加太越の先、柘植駅で分岐した別の路線。

JR草津線(くさつせん)

草津線が一躍有名になったのは東海道新幹線新駅建設による駅新設問題ですかね。

結局現在は中止されてるようですが、知事が変わったらまた再燃するのかな?

地元ではむしろこの草津線の複線化が求められてるそうですが・・・。

レポ序盤を再現するかのような大きなカーブ。

この峠はカーブに始まりカーブに終わるといっても過言ではありません。

ということは・・・、

そろそろ峠道とは言えなくなってくるということ。

滋賀県道131号神上野線

(かみうえのせん・レポ未)

この道もこの道から出る道も県境付近でいろいろと面白いことになっているので、また探索したいですね。

雪が無い時期に・・・。


思いがけない歴史探訪となった今回のレポ。

あなたの家の近くの峠、もしかしたらものすごい歴史を持った峠かも知れませんよ?


以上、倉歴越編