三重遠征第1弾 三重県道8号四日市鈴鹿環状線 20万都市の異次元編
前回最後で明らかな旧木田橋の痕跡を発見し、新旧が一致を果たした県道8号。
左折し、一路終点を目指します。
正面が「街」になってきた!!
20万弱の人口を擁する鈴鹿市、三重県下では四日市、津に続き人口第3位を誇ります。
鈴鹿サーキット擁するだけあって「道」には力を入れている??
右からぶつかってきた道も主要地方道。
三重県道27号神戸長沢線(かんべながさわせん)
名前にはありませんが、いわゆるインター線と呼ばれる高速道路接続路線の一つで、鈴鹿市北部と東名阪自動車道鈴鹿インターを結んでいます。
県道8号使えば四日市インターもそんな変わらないんじゃ・・・?
道の規模が違うか・・・。
そして再び踏切。
踏切の多い路線だな、しかし。
そして今回の線路は初出です。
近畿日本鉄道鈴鹿線(すずかせん)
僅か5駅の支線ではありますが、この路線には常に一定の需要があります。
そして年に一度は必ず混雑が発生します。
鈴鹿線の終着駅である平田町駅(ひらたちょうえき)はイオンモールなど大型商業施設が徒歩圏内で、さらに鈴鹿サーキットに近い駅の一つでもあるので、5駅の支線としては異例なほど乗客数が多いのです。
F1開催期間中は急行も出るんだとか。
そりゃそうだよなぁ。
ただし鈴鹿サーキットへの最寄駅は伊勢鉄道伊勢線(いせてつどういせせん)の鈴鹿サーキット稲生駅(すずかサーキットいのうえき)となりますが。
ほぼ真正面です。
しかし広くなったら狭くなるのがこの道の常。
ここでもこれは適応されます。
さぁ右折の時間です!!
こいつはまた趣のある狭路・・・
そしてこの先で僕は思わず車を停めました。
大橋(おゝはし)
しかしここは旧伊勢街道の宿場町として栄えた神戸地区の中心にあった橋として古くは18世紀からこの名の橋がこの場所にあったことが確認できています。
その当時の橋の規模からすればかなり大きな橋だったのでしょう。
こういうのはなんていうんだろう・・・。
ちなみにこの辺りは蛍が有名なんだそうです。
確かに情緒ありそうな雰囲気ですねぇ。
それで親水公園があるのか・・・。
かつては自然の川が流れていたのでしょう。
現在は何とも味気ない人口の水路、でも蛍いるんだから不思議なもんですね。
神戸小学校
「こうべ」ではなく「かんべ」です。
この辺りの地区名で、鈴鹿市内では知られた地名ですね。
というか「神戸」は全国的には「かんべ」と読むほうが多いですよね。
「こうべ」が有名すぎるだけで。
そしてその前には伊勢街道を示す石柱が。
いっきに険道から街道に格上げになった感がありますね。
一方通行で県道を辿れない
起点から終点に行けないだと・・・。
こここそ複線指定すべきなんじゃないか・・・?
一方通行区間の先は左折指定となっていたので、写真の横断歩道の交差点から先は県道8号に復帰することになります。
つまりほんのわずかな区間です。
しかしこのほんのわずかな区間のおかげで、起点から終点までたどり着けない県道という嬉しくない称号が与えられるわけですが。
ここを左折すると先ほどの近鉄鈴鹿線の鈴鹿市駅(すずかしえき)に至ります。
県道はそちらにはいかず、直進します。
ここを県道8号は右折します。
もはや完全に鈴鹿市中心地。
あの軒先クネクネがよくぞここまで・・・。
そしてここには何と言っても、アレがあるのです!
鈴鹿市役所!!
まさかあの県道8号が市役所通りに変貌しようとは・・・。
道の未来とはわからないもんです。
道とは人生のようなものですね・・・。
逆か・・・?
もはや完全に幹線・・・。
素晴らしい変貌です。
ちなみに交差点は主要地方道。
三重県道54号鈴鹿環状線
(すずかかんじょうせん・レポ未)
環状線は要チェックだな。
またこの道も覗いてみようかした。
高架橋とは進化したじゃないか!!
前の規模だったら絶対暗渠だっただろ・・・。
そしてここを過ぎれば旅はもうすぐ終わります。
三重県内に4本ある旧1級国道。
ただ一つを除いて、すでに登場しています。
国道1号 鈴鹿峠
国道25号 非名阪
国道42号 荷坂峠 紀北隧道群
そんな中においてあまりの優等生っぷりに、未だ登場の機会が無かった国道があります。
やっと初登場ですが、北勢中勢地方に住んでいればこの道のお世話にならないことはまずないでしょう。
国道23号
名四国道の別名も持つ大幹線。
ここにもいろいろあるんだろうけど、高規格すぎて探す気力も湧かないのよね。
なんにせよ、この優等生にぶつかって県道は終点となります。
そりゃ神出鬼没ですよねぇ。
三重県は東西に走る道が多いのがその理由です。
まぁ各道のつなぎ役としてはいいかも知れませんね。
以上、三重県道8号四日市鈴鹿環状線編
完