先日、たまたま地元企業の方とお話しする機会があり、外国人の方の雇用について少しお話を伺いました。
その企業では、ベトナム出身の方が最も多く働いているそうで、直接雇用の方には通勤用の自転車を支給し、住むためのアパートも会社で用意しているそうです。
また、毎年一回、富岡警察署の方に会社へ来てもらい、自転車の安全な乗り方や交通ルールについて講習を行っているそうです。さらに、社内ではクラブ活動のような形で、日本で生活する上でのルールやマナーを学ぶ機会も設けているとのことでした。
それだけではなく、会社の費用でお寺を訪れたり、地域の花火大会を見学したりしながら、日本の文化や習慣に触れる機会も大切にしているそうです。
以前は、自転車の乗り方やごみの出し方について地域から相談を受けることもあったそうですが、このような取り組みを続ける中で、現在ではそうした声はほとんど聞かれなくなったと話されていました。
企業が外国人の方を雇用するだけでなく、日本で安心して暮らせるよう、生活面や文化の面まで支えていることを知り、とても印象に残りました。
一方で、私の家の近所でも外国の方が経営するお店が増え、通勤や買い物などで外国人の方と顔を合わせる機会が以前より多くなりました。
そんな中、高齢の方から「外国の人が何人かで集まっていると、なんとなく怖く感じることがあるんだよね。」というお話を聞くことがありました。
そこで私は、「きっと皆さんも、日本で働き始めたばかりで分からないことがたくさんあるので、安心できる仲間と一緒に行動しているのではないでしょうか。もし私たちが海外で働くことになったら、日本人同士で集まったり、日本人会のようなコミュニティを頼りにしたりすると思います。それと同じことなのかもしれませんね。」とお話ししました。
すると、「あーそうか、確かにそうだね。」と納得されていました。
もちろん、地域のルールを守ることはとても大切でが、お互いの立場を少しだけ考えてみることで、不安や誤解が和らぐこともあるのではないでしょうか。
これからも外国人住民の方が増えていくことが予想されます。地域の一員として安心して暮らしていただくためには、外国人の方にも地域のルールを知っていただくこと、そして私たちも相手の立場を少し理解しようとすること、その両方が大切なのだと改めて感じました。
富岡市でも、多文化共生に向けた取り組みが進められています。市公式ホームページは日本語・英語・中国語・韓国語の4言語に対応しています。また、無料アプリ「Catalog Pocket(カタログポケット)」を利用すると、広報紙や防災マップ、ごみの分別方法などを10言語で読むことができます。
詳しくは、富岡市公式ホームページ(多言語対応・Catalog Pocketの案内)をご覧ください。
外国人の方も、地域で暮らす私たちも、お互いを理解し、ルールを守りながら安心して暮らせるまちであってほしい。今回のお話を伺い、そんなことを改めて考えた一日でした。