身体は肉体だけか?
普段、肉体を意識します。
その痛みは肉体の痛みです。
しかし、それが肉体(器質的)が問題かどうかは別の問題です。
CT、MRI、血液検査等、全てパス。
血液検査の異常が一部にあっても、それが問題で、出ている痛みとは思えない。
というような例は沢山あります。
肉体が全てだと考えるのは普通です。西洋医学的には、肉体しか客観視できません。
それはそれでもの凄く正しいことです。
でも間違っているのは、それが全てだと確定してしまっているところです。
神智学等では、肉体以外にも体外に広がる意識の粒子があるという説明をしています。それが正しいとか正しくないと言っているのではありません。
もしその考え方を取り入れた場合、納得することがあります。
例えば、ナイフを持っている人が、自分にめがけてそのナイフをふりかざそうとしているとします。
もちろん、その人は悪い人ではありませんよ。
お互い確認して当たらない距離でふりかざそうとしています。
その時にどんな感じがするでしょうか?
きっと切られてもいないのに怖いと感じゾワゾワするのではないでしょうか?
その感覚は慣れて小さくはなっても消えることはないでしょう。
それと同じで、産毛を触るような感じで皮膚の表面の空気を触って下さい。
きっと何かを感じると思います。
風がたたないようにゆっくり動かしてもゾワゾワする感じや熱感などが感じられると思います。
つまりその空間には何かがある訳です。
しかし、ゾワゾワするぐらいの距離だけが自分と関係のある空間とは言えません。
物がなにも置いてない部屋と物が置いてある部屋では空間の密度の違いを感じたことがありませんか?
部屋だけでなく、物を沢山持っている人と、あまり物を持っていない人にも差があります。
友人が沢山いる人といない人でも違いがありますよね。
もちろん、それが良いとか悪いと言っている訳ではありません。
違いがあると言うことです。
そんな物や人との関わりも自分の身体の一部と考えたのが神智学等でいうパーソナルスペースなのではないかと私は考えています。
そしてそれには、名前がついてます。
名前は後からつけたものですから、どんな名前でも良いはずですが、一応意味があって、エーテル、アストラル、メンタルという名前があって、少しずつ粒子が細かくなっていく層状のスペースだと言われています。
そこで身体を使って実験してみます。
肩の緊張を診てみると緊張しているとします。
その緊張は何が問題で起こっているのかという問いかけをしながら、全身を手で触ってみます。
例えば、頭を触った時に肩の緊張が緩んだとします。
これは体験した人しかわからないかもわかりませんが、肩の緊張が抜ける感覚があります。
そこで10センチぐらい離して手をかざしてみます。更に緊張が緩むことがあります。
そこで10m離したと意識だけしながら手をかざします。
かざしているところは1mぐらいでも意識は10mにするのです。
更に緩むことがあります。
もちろん10センチでは緩んでも1mだと緊張する場合もあります。
肉体と空間には最適な距離があるみたいです。
この現象を考察してみてもわかることですが、その人の周囲の空間上には、その人と関わりのある何らかのエネルギーが存在しているということだろうと思います。
かなりオカルトっぽいことですが、誰しも実感していることだと思います。決して戯言ではないと思いますよ。
しかし、手をかざしているだけですから、それが生体に影響しているとは常識では考えにくい。
しかも1mも離れれば普通なら熱感もゾワゾワした感覚もなくなるはずですが、身体には変化がおこります。
そういう世界があります。
考えてみてください。
器質的には問題がなく、何をしても効果がなくて、困っている人がいる訳です。そんなことで楽になったら、エビデンスがなくても、それが正しいと言わざるを得ない。
でもそれを証明しなくては科学的じゃないし、客観的でないと言います。
科学的じゃないと医療じゃないと思っている人は、あることを無いと言っているのと同じです。
つまり認識が狭い訳です。
科学を否定している訳ではありません。科学だけではおさまらない世界はあるということです。
また、術者によって、この現象を起こせる人と起こせない人があります。
これが面白い事実です。もちろんやり方があります。
私もそうでしたが、できる人は、できるのが当たり前だと考えるので、できない人のことが理解できないということです。
だから客観性は全くありません。とても主観的です。
しかし、主観に集中するとできるようになってきます。
慢性的な疾患って、薬飲んだら治るっていうもんじゃないでしょ。
そこには何らかの問題が隠されている。
科学的に解明されていることのように見えて、実はかなりリスクのある治療も沢山あるのは事実です。
しかし、それはクローズアップされません。そこで悩んだらこのような現象を調べてみるのも新しい手法です。