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【上半期 ハワイ観光市況】渡航者数は前年割れも、「量」から「質」への移行が鮮明に

2026.08.07 09:35

7月31日に発表されたDBEDT(ハワイ州産業経済開発観光局)の6月統計では、日本市場のセクターにおいて、慎重な数字が並びました。6月単月の日本からの渡航者数は54,902人と、前年同月比4.2%の減少。上半期累計では339,588人(前年同期比+6.3%)とプラス基調を保っているものの、単月では足踏みした形です。

その背景としてあるのは、座席供給の制約です。6月の日本発の直行便は、335便・94,650席で、前年比7.6%の減少。名古屋発の増便があったものの、成田発の減便と福岡線の運休がそれを上回っており、路線の縮小が、渡航者数の回復ペースそのものを押し下げている構図です。

ただし、数字を掘り下げると、日本市場ならではの底堅さも見えてきます。各国からの市場が軒並み平均滞在日数を短縮させるなか、日本人旅行者だけが唯一、6.04日と前年比2.8%の伸びを記録しました。1人あたりの消費額も1日 247ドルとほぼ横ばいを維持し、上半期の日本人消費総額は、4億9,520万ドル(前年同期比+5.3%)に達しています。渡航者の67.8%はリピーターで、宿泊先はホテルが78.5%、コンドミニアムが13.7%でした。

渡航者数の回復には、円安や座席供給という外部要因が重くのしかかる一方、一人ひとりの滞在は長く、消費も安定的、というのが足元の実像です。特にコンドミニアム滞在は依然として一定の存在感を保っており、賃貸運用をお考えのオーナー様にとっては、稼働率を見通すうえで参考になる数字といえそうです。

出所:State of Hawaii sealState of Hawaii, Department of Business, Economic Development & Tourism