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【glamb】 2026 Winter Collection

2026.08.09 02:36

【glamb】 2026 Winter Collection

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Winter Collection 2026

“CHEMICAL BURN“

glambは年4回のシーズンコレクションに加え、数多くのコラボレーションを発表してきた。

その中で、僕自身が長いあいだ胸の内に抱えていたテーマがある。

今回のコラボレーションの構想を考えていたとき、ライセンサーとの折衝を担当するスタッフとの雑談の中で

“「ファイト・クラブ」のデザインを手がけるまでは死ねない”と口にしたことがあった。

軽い冗談のつもりだったが、数日後、彼は“これで死ねますね”と笑いながら今回の企画を持ってきてくれた。

その瞬間、長年の想いが静かに現実へと動き出した。

一番好きな映画を問われたら、僕はいつも「ファイト・クラブ」の名を挙げてきた。

初めて観たのは高校生の頃、VHSを借りて繰り返し再生した記憶がある。

物語の核心に触れるが、エドワード・ノートン演じるナレーターが“自己の理想像”として創り出した存在こそ、

ブラッド・ピット演じるタイラー・ダーデンだ。彼の思想や、社会への鋭い視点は、僕の人格形成に大きな影響を与えた。

今季の“CHEMICAL BURN”は、2000年代の僕が憧れていた人物像を、今の自分の感性で再構築したコレクションだ。

映画の中で、タイラーがナレーターの手の甲に硫酸をかけて“キスマーク”を刻む場面がある。

スクリーンの中に描かれたあの強烈な痛みは、人生の有限性を表現する儀式のように感じられた。

“いつか終わりが来るからこそ、今を自由に生きろ”というメッセージが、僕の中に深く残った。

その感覚は、glambがずっと大切にしてきた姿勢と重なる。

誰かの価値観ではなく、自分の感覚で生きること。

我々が作るアイテムは、単なる衣服ではなく“自己を語るためのツール”であるという信念が込められている。

「ファイト・クラブ」を観たことがない方にも、今季のメッセージが突き刺さり、日常の刺激になれたら嬉しいです。

最後に、映画の中には“ファイト・クラブの話題に触れてはならない”というルールがある。

こうして「ファイト・クラブ」についての洋服を発表した僕は、人生で最も憧れていたクラブには加入できないことになってしまった。

もしあなたが今季のglambを纏うなら、その点だけはくれぐれも気を付けてほしい。

glamb Head Designer

TK


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