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青森・津軽海峡アジング/スプリットリグで藻場攻略!

2026.08.10 23:17

近年アジの型・魚影ともに急上昇のエリアが青森県・津軽海峡エリア。この地へ産卵で入ってきた良型を狙って、クリアブルー代表・本岡利將さんとフィールドテスターの三浦一平さんが海藻だらけの港内をスプリットリグ(TGパラソルシンカー)&新発売となる「クリスター65エキサイター」を使って攻略。

ここ数年でいっきにアジング熱の高まった津軽海峡エリア。


ファーストヒットは……本命じゃなかった

 2026年7月、青森県津軽海峡エリア。対岸に北海道を臨む漁港が朝マズメを迎えるなかキャストを開始したのは、クリアブルー代表・本岡利將さんとフィールドテスターの三浦一平さんだ。

 青くなりはじめた空をバックに様子を見る本岡さん。「先週は相当よかったみたいですね。尺とかも出ていたようですが今日はどうかな……」とキャストを繰り返す。

 するとほどなくヒット。小気味良くドラグを鳴らして上がってきたのは……本命のアジではなくメバルだった。表層から5カウント沈めてテンションフォールとシェイクを入れたところ、海藻帯に隠れていたであろうこのメバルが食ってきたのではないかと語る本岡さん。

 やや肩透かしにあったように思えたが、本岡さんの声は明るい。ルアーを食ってくるほど活性が上がったメバルがいるということは、本命のアジも期待できるからだ。

「これはアジも入ってきそうだね」と、隣で釣る三浦さんのテンションもつられて上がる。まわりの景色もはっきり見えるほど明るくなってきたなか、三浦さんにヒット。これもメバルだな、と思いつつ上げてみたら本命のアジ。メバルがいればアジも釣れるという本岡さんの読みは正しかったようだ。

朝マズメに入りかけのまだ暗い時間、ファーストヒットはメバル。本命のアジにも期待が高まる。

メバルと同様にアジの活性も高かった。本岡さん、三浦さんとも良型のヒットを連発。


朝マズメの回遊ラッシュ

 沖目を意識して遠投の効くスプリットショットリグを使っていた三浦さん。着水後3秒程度のカウントダウン、表層から1~2mあたりを引いてきたら食ってきたということだ。

 続いて本岡さんにもヒット。三浦さんと同じく広範囲を探れるスプリットショットリグに食ってきたのは良型のアジだった。本岡さんはTGパラソルシンカー(クリアブルー)の2g、三浦さんは2.5gをそれぞれシンカーに使用していた。カウントダウンのタイミングは本岡さんが5、三浦さんは前述のとおり3。

「たぶん朝マズメで群れが回遊してきたんじゃないかな」

 と本岡さん。時刻は3時47分、幸先のいいスタートを切ることができたようだ。

 回遊してくる群れが相手となれば話は早い。群れが必ず通る港の出入り口に釣り座を構えてキャストするのみだ。するとほどなく本岡さんにヒット。狙い方は最初のアジと同じ、スプリットショットで遠投したのち、フワフワとしたテンションフォールを入れるというものだ。

飛距離、レンジコントロール、そして感度に優れたスプリットショットリグ+ジグヘッドリグで海藻帯に潜むアジを引きずり出すのが今回のテーマ。


三浦さんの根掛かり対策

 ポイント全体の活性が上がっているという本岡さんの読みどおり、三浦さんにも良型のアジがヒットしてきた。本岡さんと同じく、根掛かり回避を意識したスプリットショットリグの操作がキモのようだ。

「ジグヘッド単体だと藻に当てた瞬間根掛かりしてしまうので、先にスプリットシンカーを藻に当てるつもりでティップを軽くあおってリトリーブしてきました」と三浦さん。ヒットルアーはミゾーン2.0inの「狂ったみかん」カラーだ。「みかん」の名のとおりオレンジをベースにしたカラーには、強力なグローとケイムラが仕込まれている。まだ光量が足りない朝マズメには最適のカラーといえるだろう。

ご当地の朝マズメパターンは?

 完全に日が上り、曇り空ではあるがすっかり明るくなった空の下、三浦さんが津軽海峡エリアの朝マズメアジングパターンについて解説してくれた。

「この季節のアジはベイトフィッシュを積極的に追い回しているようです。よって、ルアーも鋭いアクションを入れて小魚を意識するようにすればいいと思います。根掛かり対策を兼ねたリフト&フォールで、目立たせるようなアクションを入れてあげましょう。こうすれば群れをまとめて釣るぐらいの釣果も期待できます。ただ……」

 残念なことに、このパターンで連発できるのは薄明るい時間帯まで、日の出ととも朝マズメのチャンスタイムが終了してしまうのが津軽海峡エリアの特徴とのことだ。よって暗いうちからエントリーすること、まだ空が薄明るいうちにキャストを開始すること、群れが入ってきたらそれを効率よく釣ること。これが津軽海峡アジングで朝マズメを楽しむ秘訣と三浦さんが締めくくってくれた。

日が完全に上がったあとはデイゲームパターンへ移行。港内にとどまり、海藻帯に身を潜めるアジを広く探っていく。


デイゲーム開始。さてどう攻める

 朝マズメ終了後、そのままデイゲームに移行するお二人。ここで三浦さんにご当地のデイゲームパターンを解説してもらおう。

「海藻帯の上を探るのは朝マズメと変わらないのですが、違うのはアジが港内に入りきっているということです。朝マズメのように港の出入り口で待つのではなく、海藻帯やほかのストラクチャーまでこちらからアプローチしていきます。アジを隠れ家から引きずり出そうという作戦ですね」

 と三浦さん。とはいえ、スプリットショットリグで広範囲に探りつつ藻への根掛かりを避ける、という攻め方の基本はそのままだ。

「タングステン製のTGパラソルシンカーは、藻とコンタクトしたときの感触を鋭く伝えてくれるんです。だから藻に当たった、ここでリフトを入れて藻を切ってやろう、そうすれば根掛かりを避けつつ食わせに持ち込めるといった判断も、ものすごくやりやすいです」

 三浦さんがここで、マズメとデイゲームの違いを教えてくれた。

「まず、アタリの数が極端に減ること。マズメに比べたらないに等しいくらい減ります。そのかわり、一発一発のアタリはかなり強いものになります。それを逃さず確実に拾っていくことですね。マズメが終わってすぐは落ち着きますが、そのあとちょくちょくヒットが続くことがあるんです。チャンスを確実にものにするのがデイゲームのコツです」

 とここで、三浦さんにヒット。TGパラソルシンカー3gで組んだスプリットショットリグをマズメと同じく藻の上をリフト&フォールさせたのち、岸際の藻場で大きめのアクションを入れたところで食ってきたという。ヒットルアーはサイコロヘッドACE-EX0.4g+Sexy-B SuperSoft2.0inという組み合わせ。カラーはイベント限定の「ムラムラ❤UV」だった。

水面のどこを見ても海藻だらけ。対策がないとあっという間に根掛かりしてしまう。

シンカーを藻に当てることで根掛かりの原因となるジグヘッドと藻の接触を避けるというのが、この日お二人が取った対策。まずは三浦さんにヒット。

「昼間のアジはアタリが繊細なので、逃さずていねいにアワセを入れていきましょう」と本岡さん。PEラインを使っていた三浦さんにははっきりしたアタリが出ていたが、エステルラインを使っていた本岡さんは繊細なアタリと解釈したようだ。


感度と十分なパワーを持つこの日のタックル

 ここでお二人が使用したタックルについてご紹介しよう。まずロッドはクリスター65エキサイター。2026年9月発売予定のクリアブルー新作だ。

 三浦さん監修によるクリスター65エキサイターは、0.2~10gと幅広いウエイトに対応する一本。やや硬いように見えるスペックだが、ソリッドティップから描かれるスムーズな弧は、柔らかさと粘りを兼ね備えたもの。軽いルアーをストレスなく扱いつつ、不意の大物にもしっかり対応できるパワーを持っているのがうれしい。三浦さんはこのロッドでアジやメバルはもちろん、50㎝近いアイナメも取り込んだとのことだ。

 そんなクリスター65エキサイターだが、三浦さんが一番意識したのは高い汎用性を持たせることだったという。

「これ一本で、すべてのクリアブルー製品を扱えることを目指しました。ルアーやリグを変えるたびにロッドもそれに合わせる手間とはもうおさらばです。今日みたいなスプリットショットリグ、ジグヘッド単体、メバルのプラッギングはもちろん、もっと遠投したいときは7g前後のフロートリグを組むといいでしょう。十分なパワーでフロートをしっかり飛ばしたら、ソリッドティップで潮流の変化を感じながら釣ってみてください」

 とのことだった。

 そして合わせるリールは基本は2000番、重い仕掛けを使うときは2500番。ラインはPEがメインだが、極寒に見舞われる冬場はフロロカーボンを使うこともあるという三浦さん。あらゆる種類のラインに柔軟に対応してくれるのも、クリスター65エキサイターの強みといえよう。

 と語ってくれた三浦さんであった。

朝マズメからデイゲームまで通しで使ったクリスター65エキサイター(クリアブルー)。このスムーズに描かれた弧が感度とパワーを両立した秘密だ。

この日使ったリグの要となるのがこのTGパラソルシンカー(クリアブルー)。朝マズメは2.0gと2.5gをメインに、デイゲームは3.0gも使用。

リーダーの先にはサイコロヘッドACE-EXミゾーン2.0in(クリアブルー)を装着。


津軽海峡アジングのまとめ

 感度と飛距離に優れたクリスター65エキサイターに、これまた感度と飛距離に優れたTGパラソルシンカーで組んだスプリットショットリグという組み合わせで、朝マズメからデイゲームまでアジングを満喫した本岡さんと三浦さん。最後に、ここ津軽海峡エリアでのアジングについて三浦さんにまとめてもらった。

「津軽海峡は流れも速く、以前から青物はよく釣れていたのですが、ここ数年は温暖化のせいかアジも北上し、いっきにアジングの名所となった感じがあります。シーズンといえるのは春から夏ですが、秋は港内で生まれた豆アジの数釣りも楽しめますよ」

 ポイント、釣り方ともにこれからの開拓が楽しみな津軽海峡エリア。今回の釣果でもおわかりのとおり、これから要注目のアジングフィールドといえるだろう。


今回のヒットルアー。ミゾーン2.0inch(写真上)Sexy-B 2.0inch Super Soft(写真下)。