「子どもの脳を育む!よい習慣」
★ぱぱにっき
ひゅ~、やっと書く気になれました。読み終わったのは数日前ですが、幼児期の脳力の育て方、どれもどれで同じ内容ばかりで、理屈は理解できますが、これっと言った決定打は見つかりませんでした。
久保田カヨ子という人についてご存知でしょうか?
久保田 カヨ子(くぼた かよこ、1932年6月25日)さんは大阪府出身の教育評論家で、「脳科学おばあちゃん」として知られた方で、『0歳からの育児法』という教育法も実施し数多くの本を出版された方です。
初めて育児法における幼児期の脳の影響について勉強しはじめたのは彼女の本からだったかも知れません。彼女自身、実は旦那さんが大脳生理学の権威として有名な方でして、彼女の本はそんな彼「久保田 競(くぼた きそう、1932年6月19日)」の研究結果に基づいた内容にそった育児方法だったわけですね。
この本は、その「久保田 競」さんの著書にあたります。
久保田 競さんの略歴:
- 1957年:東京大学医学部卒業
- 1964年:東京大学大学院生物系研究科第一基礎医学専門課程(神経生理学)修了
- 1964年:東京大学医学部脳研究施設講師、「脳波の紡錘群発とガンマ運動細胞の抑圧効果について」で東大医学博士。
- 1967年:京都大学霊長類研究所助教授(神経生理研究部門(1993年、行動神経研究部門(行動発現分野)に改組))
- 1973年:京都大学霊長類研究所教授
- 1996年:京都大学定年退官、名誉教授、日本福祉大学情報社会科学部教授
- 2004年:日本福祉大学大学院情報・経営開発研究科教授
- 2009年:国際医学技術専門学校副校長
この本は、
- 1章、脳を育む!生活習慣
- 2章、なぜ運動すると頭がよくなるのか
- 3章、手を使うことも、歌うことも立派な運動
- 4章、日々の生活でやっておくべきこと
のような構成でつづられております。
1章の「脳を育む!生活習慣」では、
睡眠と脳の成長と成長ホルモンの役割について、早寝早起きではなく、早起き早寝にすべきあること、楽しいこと、分かった喜びで脳が成長することや、日常生活における脳への影響などについて力説していました。
2章の「なぜ運動すると頭がよくなるのか」と、
3章の「手を使うことも、歌うことも立派な運動」では、
運動することによる脳の成長と、手や口を動かすことによる脳の成長原理について、ながながと説明しています。
4章の「日々の生活でやっておくべきこと」では、
最後に日々の生活習慣における脳にいいことを言っていますが、、、この本の最大の弱点というべきでしょうか、どれもすぐに効果がでるもんではありません。日々毎日続けてこそ、すこしずつその効果が現れる(かも?)しれない程度で思わないといけません。
もしすぐxヵ月後に成績をxx点伸ばしたいと思うのなら、何も考えず、どれかドリルを数回やらせるか、塾に通わせることが手っ取り早いかもしれません。
なんだか、もどかしい気持ちでした。