「捻挫しても『痛くないだろ!』って言われてた」——田臥勇太が語った、高校時代の後悔
「捻挫しても『痛くないだろ!』って言われてた」——田臥勇太は高校時代をそう振り返り、良くない時代だったと自嘲気味に語った。当時痛めた足首をきちんと治療しなかったことが、その後もずっと障害として残ったという。
田臥がこの話を持ち出したのは、GAME DAYの試合中、白谷柱誠ジャック選手が負傷した場面がきっかけだった。「後半どうすんの? 無理してほしくないな」——田臥はそう案じながら見ていたという。自分が受けられなかったケアを、今の世代の選手たちにはきちんと受けてほしいという思いがにじむ。
八村自身、この日はトークショーへの出演のみで、自らコートに立つ予定はなかった。それでも控室にはケア用のベッドが並んでいた。田臥はその光景に「今日すごいなと思って。やる前にケアとかもしてたから」と驚きを口にした。八村はストレッチだと明かし、前日のワークアウトが激しかったからだと理由を添えた。
45歳になった今もなお現役を続ける田臥について、八村は「レブロンよりも長く現役をやっている」と称え、素晴らしいことだと語った。田臥自身、体のケアも含めてそれが大事だと理解しているからこそ、今も続けられているのだと受け止めている。
2人が口を揃えるのは、この意識が日本のバスケ界全体の当たり前になってほしいという願いだ。田臥は「痛みに我慢することとか強くなることは当然必要だと思うし、そこもやりながらでも、ちゃんと怪我した時にどう対応するかを大事にして将来を見てほしい」と語り、八村も「時代も変わってきていてどんどん技術があると思うので、そういうのを恥ずかしがらないでどんどん使ってもらいたい」と続けた。根性論だけで押し通した時代への後悔を持つからこそ、2人は次の世代に同じ後悔をさせたくないという考えを示した。
Reported by: Tomoyuki Nishikawa / SportsPressJP
Courtesy of ©BLACK SAMURAI SUMMIT 2026