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エグゼクティブ・コーチ 和気香子

クズ芸人に憧れてる自分がいる

2026.08.14 01:57

フジテレビの「ザ・ノンフィクション」の「クズ芸人の生きる道」シリーズが好きだ。

たまたま、何回目かを見たら、面白くて止まらず、FODに入ってまで全話を一気見してしまった。テレビ番組のために課金するなんて、自分でも珍しい。

嘘をつく。逃げ出す。借金する。それでも、悪びれない。そして不思議なことに、そのクズ芸人のまわりには、なぜか助けてくれる誰かが現れる。見ていて、心底羨ましいと思った。


私は「ちゃんとやる」「連絡はまめに」「約束は守る」を、自分にかなり強く課している自覚がある。口癖に「ちゃんと」があるのにも気づいている。「あ、また、『ちゃんと』って言っちゃったよ」と反省する。子どもの頃は、ぼーっとしていて、いつも妄想していて、親から「薄らバカ」だと思われていた。そして、男の子との待ち合わせとか、平気ですっぽかしたりした傲慢で、ある意味クズな若い頃もあったのに、いつの間にか「ちゃんと」してしまった。


だからこそなのか、画面の中の生き方があまりにも真逆で、見ているうちに肩の力がふっと抜けた。「これでもいいんだ」と。


借金がしたいわけでも、嘘をつきたいわけでもない(あ、でも、小さな嘘は実はつくことはよくある。黙っていることで結果的に嘘をついたように自分が感じることもある)。取り入れたいのは、その中身じゃなくて、「何をしても悪びれない」「自分を自分で弁護できる」、あの、図太さの方。


生き方そのものへの、単純な憧れだ。


ぼーっとしてたり、クズだったこともあるので、私にその成分がないわけではない。ちゃんとやる自分と、悪びれないクズ芸人。両方、ちゃんと自分の中にいていいのかもしれない。