秋になると、なぜかチェック柄が目に入る。
先日、散歩しながらウィンドウショッピングをしていたら、服も小物も、やたらとチェック柄が気になりました。
「ああ、秋になるとチェックって急に見たくなるな」
と思ったところで、ふと、
「だったらポール・クレーじゃない?」
と浮かびました。
クレーの絵って、チェック柄とは違うんだけれど、四角い色面が並んでいたり、規則正しいようで不規則だったり、整っているようで揺らいでいたり。
あの独特の感じが、秋のチェック気分に妙に合うんです。
以前から作っていたブラックのマグカップがあったのですが、そろそろ違う作品に変えてみようと思っていて、今回そこにクレーの作品を合わせてみることにしました。
ブラックのマグなので、暗い部分ばかりを使うと少し沈みすぎる。
そこで、作品のどこを切り取るかをかなり考えました。
マグカップは四角いキャンバスではないので、そのまま作品を入れればいいというわけでもありません。
どこを中心にするか。
どの色を残すか。
どこを下に持ってくるか。
見ていくと、作品の下の方に、ピンクや赤、明るいグリーンやブルーが入っていました。
「ここだな」
と思って、その色のある部分がマグの下側に来るように配置してみました。
ブラックの地に、クレーの色が浮かび上がって、かなりいい感じ。
最初は、作品だけでもいいかなと思っていたのですが、少しだけオリジナリティも加えたくなりました。
そこで、ポール・クレーのサインを、アンティークゴールドのような色にして入れてみることに。
ピカピカした派手な金ではなく、少しくすんでいて、ほんのり光沢があるようなゴールド。
それをマグの端にさりげなく置いてみたら、ブラックとの相性がとてもよくて、ぐっと完成度が上がりました。
そして今回は、モックアップ作りもかなりスムーズでした。
以前ChatGPTでマグカップのモックアップを作ったときは、
「いや、そのマグ、どれだけ大きいの?」
という巨大マグが出てきたり、マカロンとのサイズ感が完全におかしかったりして、なかなか愉快なことになっていました。
ところが今回は、こちらの希望した背景や雰囲気をほぼ一度で理解してくれて、かなり自然なモックアップに仕上がりました。
キャンドル。
ニット。
松ぼっくり。
少し暖かな秋冬の空気。
そこにブラックのマグと、クレーの色。
見ているだけで、温かい飲み物を入れたくなります。
秋になるとチェック柄が気になる。
でも、普通のチェックではなくて、少しアートっぽいものが欲しい。
そんなときに、ポール・クレーのあの不思議な色の並びは、かなりぴったりなんじゃないかと思います。
規則正しいようで不規則。
カラフルなのに落ち着いている。
少し可愛くて、少し知的。
ブラックのマグにすると、そこへ少し大人っぽさも加わりました。
秋冬の朝のコーヒーにも、
夜の紅茶にも、
仕事中のデスクにも。
季節が変わって、少しだけ身の回りのものも変えたくなる時期に、こういうマグが一つあるのもいいなと思います。秋のチェック気分から始まって、ポール・クレーに辿り着いたブラックマグ。また一つ、好きなものが形になりました。