専修大、後半40分から3分間の逆転劇でインカレ王者・筑波大撃破
天皇杯JFA第106回全日本サッカー選手権大会1回戦、レモンガススタジアム平塚で行われた筑波大学対専修大学の一戦は、後半40分からの3分間で決着がついた。前半に先制した筑波大が終盤に連続ゴールを浴び、2-1で逆転負け。インカレ王者を関東大学2部の専修大が破る結果となった。
前半19分、大谷湊斗が左サイドを突破してクロスを供給すると、安食優斗がヘディングで合わせて筑波大が先制。小井土正亮監督は今夏取り組んだスリーバックへのトライに手応えを示しつつ、小林俊瑛と山下景司の2トップの連携には「2人で脅威を与え続けられたかというと機能しなかった。攻め方を整理しなければいけない」と課題を挙げた。
後半に入っても1点のリードは守られていたが、次第に緩みが生じたと監督は振り返る。「大きなピンチもない中で『大丈夫だろう』という気持ちを生んでしまったのかもしれない。パスミスやクリアミスが失点に繋がった。我々らしいゲームコントロールができていなかった」。今後は「1ヶ月以上ある期間で、個人・チームともにゼロベースで鍛え直すしかない」と語った。
対する専修大は、前半21分に主将の志村ぼんが頭部を強打し、脳震盪の疑いで途中交代するアクシデントに見舞われた。李宇韺監督は「頭のことなので交代させた。日頃から誰かが怪我をしたら誰が入るかを想定して練習していた」と冷静な采配を明かす。後半、筑波大のプレッシャーが弱まったことで専修大本来の「足元に繋ぐサッカー」のリズムを取り戻し、後半40分に途中出場の塚越幹太が同点弾。わずか3分後の43分には那須奏輔が左足で逆転ゴールを突き刺した。
李監督は「残り5分で2点を取っての、奇跡的な勝利だった。交代で入った選手が2点取ってくれて、本当に嬉しかった」と喜びを語った。27年ぶり出場の専修大は2回戦でJ1柏レイソルと対戦する。
Photo by Atsuhiko Nakai / SportsPressJP