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栄養カウンセリングユウケイ

体の中で脂肪はどんなしてあるの!?(コレステロール・中性脂肪)

2026.08.20 11:06

ビタミンで水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンがあるという事はある程度の栄養マニアの方々は良く知っている事だけれども、そうではない方々へお話する時に、「脂溶性って?」というご質問を受けたりする。私自身も看護師でありながら栄養療法に関わるまでは知らなかったというか、知る機会を逃していたというか。。。

コップに入れたお水の中に、油を垂らすと、お水と油は反発しあう事は多くの人は想像できるでしょう。

体の中でも、脂質と水は混ざり合う事はなく反発しあいます。

それは消化吸収される前の胃の中でも同じです。胃の中は胃酸や胃粘液は水溶です。その水溶と食事に含まれる油は混ざり合わずに反発しあってます。

胃・腸の消化管から吸収されてリンパ管・血管の中でも脂単独ではリンパ液や血液と反発しあいます。

私達の体では、リンパ液、血液の中でも脂質を輸送する特別な輸送体グループが有ります。

この輸送体グループの事を、『リポタンパク』といいます。

このリポタンパクは4種類(5種類との考えもある)に分類されます。

車の種類を大型車、中型車、小型車と分類するようなイメージでしょうか

4種類のリポタンパクは、それぞれの車(輸送体)の外側・ボディーに使われているタンパク質の種類や量、そして積み込まれている荷物(コレステロールや中性脂肪の割合)などが違っていて、それにより役割も違っています。

リポタンパクというと耳馴染みがないと思いますが、

4種類のリポタンパクの種類を挙げると、よく聞く、よく見る言葉ではないかとおもいます。

4種類のリポタンパクの一つ目はカイロミクロン、二つ目はVLDL(超低比重リポタンパク)、三つめはLDL(低比重リポタンパク)、四つめはHDL(高比重リポタンパク)です

前回ブログで書きましたが、カイロミクロンは腸から吸収された脂質をリンパ管や血液を通り肝臓や脂肪組織に届ける担当のリポタンパク(輸送体)

肝臓で貯蔵・精製された中性脂肪やコレステロールを全身の細胞へ送る事に働くのがVLD(超低比重リポタンパク)です。

VLDLには中性脂肪とコレステロールがたくさん搭載されていて、肝臓を出発したVLDLははまず脂肪組織に中性脂肪をほぼ配達します。

中性脂肪をほぼ配達し終えたVLDLは、LDL(低比重リポタンパク)という別のリポタンパク(輸送体)になります。           

このLDLは全身の細胞へコレステロールを運ぶ担当を担います。

血管や組織で有り余ったり、不要になったコレステロールを拾い集めて掃除し肝臓へ戻す役割のリポタンパクがあります。それはHDL(高比重リポタンパク)です。

回収したコレステロールを原料にして、肝臓では胆汁酸を作ります。

肝臓で作られた胆汁酸は胆管という管を通り胆のうで貯められます。貯められている間に濃縮されます。そして私達が食事から取り入れた脂質の消化を助けます。脂質の塊を小さい粒に分散させるようにする洗剤の様な役割をするのです。

も一度整理してみると

カイロミクロンは、腸から吸収された脂質(おおかた中性脂肪)を肝臓、脂肪細胞に運ぶ役割の輸送体。食後2時間で血中濃度は高いが食後12時間ではほぼ消失している。

VLDLは中性脂肪・コレステロールを搭載し肝臓を出発する輸送体。一番の役割は細胞へ中性脂肪を届ける事。

LDLはVLDLが中性脂肪という荷物を降ろした後の輸送体、役割は荷物のコレステロールを全身の細胞へ運ぶこと。

HDLは、血管や組織で余っているコレステロールを回収し肝臓へ戻すこと。

(HDLの役割はコレステロールの回収で、中性脂肪の回収はしません)

検査で見ているコレステロール値は、脂そのものではなく脂を運ぶ輸送体の事を調べているとの理解が出来るでしょうか